超せかちゅ2024と新刊の話など

2024/5/4(土)スパコミday1内超世界中のchu‼2024にて発行した新刊の話など


*新刊こぼれ話

*人パフィン本

本家のパフィンが人間になったら?に対するアイス君の答えが、「人間なんかと同居できないから戻って」なのがツボったので冒頭だけ書いて、ついでに続きも書きました。
終わりを決めずに見切り発車したので(いつもの)最後に話をたたんでいくのがつらかったです(いつもの)。普段こんなに長い話を書かないから……。軸があるのかないのかぶらぶらしてますが、ご愛敬ってことで。
事件もなにもないけど、ただひとこと、「そばにいて」って云えていなかったひとたちの話。

根っこのとこには「アイスの孤独を埋めるのは同じものなんじゃないかと思って同じものになって抱擁してやりたいパフィン」「パフィンの代わりになるものがパフィン以外にないので、変わらぬまま永遠に手元に留めておきたいアイス」「離れないでの一言も云えないひねくれてる寂しい子」「特別感あふれることに執着して、喜ばせることで手放されることを回避したいパフィン」「魔法に理解があるくせ魔法に手出しできないで流されるままのふたり」があります。
兄ノルは、手助けをする魔法使いです。ただしこっちも大概ひねくれてるのと、パフィンにばかりいいとこ持っていかれるのは癪なので素直なアドバイスはしてないし引っかき回してもいる。三日目で訪ねてきたとき、パフィンをやたら構ってるのは妖精の魔法の解析です。落書きも自分の加護を与える形で、最悪妖精の国にパフィンが持って行かれないよう阻止してます。アイスの魔力が使われていることにも当然気づいています。アイスが心から願うなら、パフィンを永遠に人間のままにする……という離れ業もできなくはないのですが、アイスがあの鳥を気に入ってそばに置いていることは知ってるし、まあ失敗するだろうなという確信があるので背中を押すことはしてやりません。
デンは魔法に関して大雑把で大らかな性質です。ノルが云うからそういうもんかーという。順応性が高い。対して、スーはこれでも結構驚いていますが、アイスが対スーコミュレベルが高くない、付き合いが浅くてまだ微妙な機敏を把握できてないので普段通りに見えています。あとスーは気が利くので、魔法は一瞬だと思ってパフィンとアイスを想い出に焼きつけておこうとカメラ持参してます。このあともちろん寝室に飾られた。
フィンはノルほどじゃなくてもこの魔法アイス君のだなーくらいは察してます。フィンの家とアイスの家では魔法の構造に乖離があるので(神話系統が違う)いじるのはできないですが、もしパフィンがアイスを泣かせたらメシャッはできます。
妖精さんはふんわり存在なので、ふんわりです。ノルの周りに住んでいるのは特別ノルが好きな妖精で、トロールだけは外にもよくついてきている。あんまり大所帯だと見える子供に泣かれたり不思議現象が頻発したりするので、ノルもポケットに入るくらいの人数しか外に連れてきていない。アイスの周りにはあんまりいません。アイスの家の近くの街中に住んでる妖精もいますが、近い隣人くらいの距離感でたまに挨拶したりしなかったり、つかず離れずの付き合いです。あとパフィンが妖精に向かって威嚇するので……
本当はエストや東南ア面子も出したかったけど、書いているうちにほぐおで集まってしまったのでそっと添えることになりました。序盤で香くんが登場するのはその名残。もしイギが出てきたら「お前のその魔法おかしい」とツッコミしてくれたと思います。
ところでほぐおで集まるときなんとなく五人設定にしがちだけど、本当はグリーン君とか他の自治領メンバーも一緒に集まるときがあってもおかしくないんだよな……とデンさんちを考えてるときに思います。シー君ラド君もいるし、たまにエストも来るし、ほぐおでパーティーするときの面子は誰まで呼ぶかいつも迷う。

調べものが大好きなので色々調べつつ書いてました。
小ネタを仕込むのが楽しい。本編には要らない設定を作り込むのが好きです。
普通名詞がいちばん困った。現地語にすると読めない、英語にすると現地語と乖離、日本語にするとなんか勝手に別の言葉と混ぜられている。一人称なのでアイスの家の言い回しに近い感じ、を目指しましたが、慣用句あたりでまだ迷いが見られる。
パフィンの正装(本家のあの服)をどうしても入れられなかったのが心残り。あの服どっから出てきたんだ。アイスの私服なんです?
あいかわらず裏地球クリスマスが好きすぎてそのネタがしょっちゅう入っています。

入れ損ねたネタがあまりにも多いのですが(締切め……)、
パフィンが戻れた理由のひとつにはアイスが「人間になんかならなくていいから、鳥のパフィンがほしい」と願ったから。
首にリボン結んでってアイスにねだるパフィン。シャツやなんやらは借り物だけど、リボンをつけていた日もある。首回りの大きさは異なっているはずだが、「やっぱつけてると落ち着く」っていう。
デンがアイスとパフィンが並んでいるの見て空気を読めずに「なーんかそうしてっと、兄弟みたいだなや!」とからかったら、後ろからノルが充電コードで首を絞めた。ノルとデンのコミュニケーションがドスしかなくなってしまったので削った。話の中で一回もしーんゆ!が聞けていないけど、アイス視点なので若干意識が逸れているということで。スーが買ってくれなかったのでデンは自分のアイスクリームと、ノルのぶんも買ってあげてます。



*マフィアパロコピー本

原稿が終わったので息抜きに『ジョン・ウィック』を観て、その深夜テンションで書き始めた話です。三日くらいで一気に書きました。
ギャングスタの影響もありますが、書いた時点だとカードバトル物の雰囲気だったのでそれよりダークにしています。
くるっぷで相互さんと「人パフィンがちびアイスの保護者をしてたらいいよね」という話をしていたのが念頭にあります。
パフィンがヤーさんな口調、それと戦闘シーン盛りまくりの治安の悪い話を書きたかったという代物なので、全体的に登場人物が悪党です。書いている最中とっても楽しかったです。私はこういう救いようもない悪党だらけの話が好きです。
あと人パフィン本でやり残してた、パフィンの正装を着てもらえたので満足です。

ボス四人は同盟時代のような緊迫した関係ですが、フィンがすでに頭角を現しているのとアイスが手元にいるので許容できています。あと八年ほど続けることができればアイスも加入できて安定するかと思われる。
ラスボスはフィン。パフィンが最上階に辿り着いたときにはすでに待機していて、いざという時は全員撃ち抜いてアイスを救出できる安全装置。
パフィンの使っている銃がベレッタM9なのはかっこいいからです。イタリア製の優秀な銃。
戦闘シーンはファンタジー。スパイもの洋画のどんどこ正確に倒していくシーンのイメージ。
本編は大人パフィ+子氷ですが、成長後の後日談は分岐によってはCPになるかもしれない。

参考設定
ベレッタM9(92F) 弾数15発。有効射程50メートル。口径9ミリ。
アイアンサイト 照準器。ほとんどの銃に備えつけられる。フィンの狙撃銃は一般的なテレスコピックサイトではなくアイアンサイト。

銃の名称 カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880600671/episodes/1177354054880601817

裏設定
・ファミリー 四人ボス。前ボスの時期にのし上がった三人が、協力して前ボスを暗殺、ボスの座に就いたという経緯がある。前ボス自身も耄碌しかけていたことや、もともと実力派たちで支持率があったこと、圧政的懲罰主義で支えているので現状内部混乱はしていない。フィンのみ後加入。ファミリーの名前はスカン……とかそんな名前。表向きは雑貨輸入会社や孤児院経営、農地経営、投資などで稼いでいる。裏向きは傭兵業で、金さえ積めばどんな抗争でも暴れ回るので色々恨みも買っている。
・フィン 後加入したボス。もともとはボス直下遊撃部隊所属で、スーが見出し戦いの術を叩き込んだ。ふわふわしているように見えて狙撃の名手。「白い死神」などの名で恐れられる。前ボスを暗殺したトドメは彼。多感な少年のうちに裏社会に放り込まれたので倫理観がねじまげられてる方。
・スー 表向きは事業、裏向きは内部教育を担当する。パフィンもだが、孤児を引き取ってある程度までの教育体制を敷いたのは彼。慈善事業の側面もあるが戦力強化も兼ねている。先祖代々幹部の家系なのもあって倫理観があるようでない。
・デン 遊撃部隊・拷問部隊を率いる。『狂戦士』の名を轟かせる、抗争には真っ先に出てくる狂気の権化。スーとは幼馴染。ノルとアイスの実親を始末したのは彼の親。元からあまり倫理観がない方。
・ノル 全体俯瞰の方針を提案する作戦参謀。決定権があるわけではないのでせっかくの立案が無視されることもしばしば。彼自身は潜入と情報収集を得意とする。アイスの実兄。ファミリー加入の経緯が、両親が上納金を払えなくなり抹殺、残された兄弟のうち兄の方が願い出て加入、というもの。唯一の血縁の弟に対する執着の仕方がねじれている。倫理観はなくなった。
・アイス 物心ついたときには屋敷がすべてだった。寝込みがち。ノルや保護者たちが世間一般のまともではないと薄々感づいている。そのうち飽きられたらわからないのでいい子にしている。
・パフィン だいたい孤児院出から放り込まれたパターン。戦闘以外はそんなに得意でない。パフィンという名は本名ではない。