万丈
2025-04-17 00:50:15
2855文字
Public 小説
 

レンゲちゃん(6さい)の思い出。

【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
レンゲが水と酒を間違えてやらかす話。
後日談→レンゲちゃん(6さい)との思い出を語るインドラ様の話。
関連イラスト→インドラ様とレンゲちゃん(6さい)


三人はハッと振り返る。そこに雷帝インドラが立ってた。穏やかな瞳で三人の様子を眺めている。レンゲが酔いの勢いでにこやかに手を振った。

「わ……インドラ様! あの、聞いてくださいませ! あの日のこと、私、とっても覚えております! インドラ様、ほんとに、ほんとにカッコよかったんですから……!」

レンゲの言葉は呂律が怪しく、たどたどしい。ヒュウガは顔を覆い、レイガは扇を落としそうになって頭を下げた。

「これは、インドラ様! 失礼いたしました! 私たち、休憩中でして……レンゲが、その……ちょーっと飲み物を間違えまして!」
レイガが慌てて弁解する。

インドラは小さく微笑んで、レンゲを見た。
「レンゲがこんなに饒舌とはな……

レンゲはへらっと笑って、フラフラ立ち上がる。足元がおぼつかず、ふらつきながらインドラに近づき、酔いの勢いで子供の頃の記憶が蘇って、両手を広げて抱きつこうとした。

「インドラ様……あのときみたいに、また抱っこしてください……!」

よろけて倒れそうになった瞬間、インドラが素早く腕を伸ばして、肩をガッチリと受け止めた。

「落ち着け、レンゲ。抱っこはもう十分だ」

インドラの声は穏やかで、どこか楽しげだった。レンゲはインドラの腕に支えられて、ニコニコ見上げてる。

「ふふ……インドラ様、覚えててくれて嬉しいです! ね、覚えてますか? 私、あの日の約束、ちゃんと果たしました……神将になって、那羅王の名を継いで! 全部、インドラ様にまた会いたかったからなんです……!」

ヒュウガが慌てて駆け寄るが、インドラは手を上げて制した。

「ほう、約束か。よく覚えているな、レンゲ」

レンゲの酔った勢いに付き合って、ゆったり話を聞いてる。

「で、ですね……インドラ様が『神将になれば、また会える』って仰ったから、私、とっても頑張りました……! 毎日訓練して、八部衆になって! 今、こうやってインドラ様のそばにいられて、とっても幸せなんです……! 毎日がキラキラしてるみたい!」

レンゲは目を輝かせて、フラフラ胸を張る。レイガとヒュウガは顔を見合わせて、恥ずかしさに耐えた。

インドラは小さく笑って、落ち着いた声で答えた。

「那羅王の名に恥じぬ活躍を期待する。酒は程々にな、レンゲ。」

レンゲは「はい、かしこまりました……!」
と元気に答えて、ぺこりお辞儀してよろけた。慌ててヒュウガが支える。インドラは頷いて庭園を去った。


翌日、天空殿の宿舎。レンゲは布団をかぶって転げ回っていた。顔は真っ赤で、枕に頭を押し付け呻き声が響く。

「うう……なんてことしたの! インドラ様の前で、酔っ払ってベラベラ喋って、抱っこしてなんて……! 死にたい……!」

レイガがニヤニヤしながらからかってきた。

「レンゲちゃん、最高だったわよ! インドラ様に『抱っこして』なんて、伝説級の勇気! もう、拍手ものよ!」

「やめて、レイガ! 思い出すだけで穴掘って埋まりたい……!」

ヒュウガは苦笑いして、肩をすくめた。

「インドラ様、笑ってらしたし、怒ってらっしゃらなかったよ。レンゲ、次は水筒ちゃんと確認しろよ」

レンゲは布団に顔を埋めて叫んだ。

「インドラ様に合わせる顔がないわ……!」

しかし、レンゲの心の奥には、インドラの優しい笑顔と「あの日」の温もりがキラキラと輝いてた。部屋の外では、レイガとヒュウガの笑い声が弾け、天空殿の朝はとびきり賑やかだった。