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camellia57
2025-03-19 23:32:41
5233文字
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片桐320の日小話まとめ
今までに書いた片桐さんが出てくる話をまとめました(作家アリス時空です)
火村とアリスも出てきますがどの話も2人は付き合っていません。
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「片桐さん、急に難しい顔してどうしたの? 緊急の連絡でも入った?」
「あ、いえ、緊急というほどでもないんですが。この後の訪問予定だった先生が明日に変更できないか、と。今日東京に戻る予定でしたので
……
。新幹線の変更はともかくホテルが見つかるかどうか」
「確かに最近は予約は取れないしえらい高騰してるって聞きますね」
「そうなんですよ。急なことなので難しければ後日オンラインでも、とは言ってくださってるんですがせっかく来ているのでやはり対面でお話をしたくて。有栖川さんとの打合せ中にすみません。ちょっと今探しても構いませんか?」
「それはええけど、そやったら俺のマンションに泊まります? 何度か来てますよね。俺も片桐さんちに泊めてもらってるし」
「いや、それは、ありがたい申し出なんですけど」
「遠慮せんくても大丈夫ですよ。私と片桐さんの仲やないですか。ベッド使ってもらって構いませんし。寝間着もお貸ししますよ」
「僕が有栖川さんのベッドを使ったら有栖川さんはどこで寝るんですか?」
「リビングにソファがあるのでそこで」
「そんなことさせられませんよ!? それなら僕がソファで寝ます
……
!」
「いやいや、お客様をソファで、だなんて。火村ならともかく」
「
……
火村先生はいつもソファで寝てらっしゃる、んですか?」
「そうですね。せやから少し煙草臭いかもしれませんね」
「
……
そ、そうですか
……
。ちなみに先ほど言っていた寝間着というのはもしかして
……
」
「普段は火村が着てるやつですけどちゃんと洗濯してありますから」
「いや、そういう問題ではなく
……
」
「あ、じゃあ一緒にベッドで寝ますか? それやったらええでしょ? 片桐さん? そんな汗かいてどうしました?」
「ひ、火村先生
……
。あの、これはですね、あの、違うんです」
「なにがでしょうか?」
「これは誤解なんです」
「私はなにも言っていませんよ?」
「火村? え? 君どうしたん? なんで大阪におるの? ちょ、なんで隣に座るん。狭いわ」
「片桐さん」
「は、はいっ」
「先ほどのお話は、どういう?」
「片桐さんは俺の腰を心配してくれてるだけや」
「彼の腰を」
「有栖川さんは黙っていてください! 話がややこしくなりますから!」
「片桐さんに泊まるところを提供しようとしてやな」
「有栖川さんっ!
……
あ、ホテルが無事に取れましたので! 次のアポもありますので! 伝票いただいていきますね。では、火村先生、有栖川さん、失礼します!」
「そない、慌てんでも
……
。あ、行ってしもうた。で、君はいつまで隣にいるんや。なんか用やったん?」
「近くまで来たから休憩がてら寄らせてもらおうと思って。連絡したんだけどな。返事がないから吸える店がないか探してたらお前の姿を見つけたというわけだ」
「あ、ほんまや。それはすまんかった。確かに大阪もあっちもこっちも『禁煙』の張り紙されてるもんな。じゃあ家来るか? 散らかってるけど」
「それはいつもだろ。泊まってもいいのか?」
「構わんよ」
「同じベッドで寝ても?」
「なんで?」
「片桐さんはよくて俺は駄目なのかよ」
「だって君でかいし、かさばるし」
「
……
幅はあまりアリスと変わらなくないか? むしろ
……
いてっ」
「君の方が、がたいがええやろ。じゃあ今日は君がベッド使ってええよ」
「
……
そういうことじゃねぇんだよなあ
……
。布団でも持ち込むか
……
?」
「何ぶつぶつ言うてるの。はよ帰ろうや」
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