11155.
2025-01-06 22:11:04
6533文字
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太陽の側には

うちの子、海さんのある日のこと。友人の王子殿と話すのは当たり前になった日常の一場面。また笑っておくれ。



 

おまけ

 
 新曲を奏でた王子殿はソファーに腰掛ける。
「今日も素敵な曲だったよ」
 はいと梅の砂糖漬けのソーダ割りを王子殿に手渡す海。
「姉が毎年作ってくれるんだ。アルコールは無い方だけど許しておくれ」
「構わないぞ!」
 美味いな!と喜ぶ友人に笑う海。
……さっきはからかい過ぎたよ。ごめん」
「ん! 何度も聞いている! ……ただ、次はないようにしてくれ!!」
「はは、そうだな」
 カランと氷の音と共に飲み込む。
「ただあれ程だったとは……
 少し考え込むように俯くと
「王子殿」
「どうしたんだ?」
「君は押しに弱いのかい?」
「!?!! な、何を言ってるんだ!?!」
「いや、反応が良過ぎて、そのまま流されないかと心配になってきてね?」
「馬鹿なことを言うな!! 今日のところは、それは、その! 驚いたが!! そんな流されるような俺じゃないぞ!!!」
「本当かい?」
「そうだぞ!!! なんだ! 海!!!」
「いや、うーん、経験積めばどうにかなるのか……
「失礼だぞ!!!」
「ごめん、ごめん」
 むくれる王子殿に謝る海。今度好きなデザートでも用意しよう……いや、ゆうちゃんを誘うのはありかもしれないと小さな企画を考えていた海だった。