紅子
2025-03-10 06:47:12
11930文字
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ドムサブユニバース設定集

これの設定資料集
ドムサブの情緒を解さない人間が理屈でドムサブを書こうとするとこうなる、という例です

3ページ目の内容(と2ページ目の原作考察部分)はフリー素材にしておくので「その設定いいな!」って思ってくれた人はぜひ使ってください

はじめに


 そもそもの話です。紅子は癖としてSMが好きなので、ドムサブユニバースなる設定を初めて知ったときはそりゃはしゃぎました。これで推しCPのSMがたくさん読めるぞと。なんなら自分でも書きたいぞ、と。
 まあ実際のところドムサブとSMはまったく違うものであり、紅子の読みたかったような推しCPのSMができあがってくることはそうそうなかったのですが……まあないなら自分で書くか、となるわけですよね。一応文字書きなので。
 そこで問題が発生します。

「いや、ドムとかサブとかいう性別ってなんだよ。支配とか服従とかの欲求が存在すのはわかるけど、それは支配とか服従とかの欲求を持つ嗜好性格じゃあかんのか?」と。
 ドムサブユニバースを書くにあたっての一番の問題はここにあります。

 しかしここで「嗜好」や「性格」ということにしてしまうと、それはもうドムサブユニバースでもなんでもなくなってしまいます。この疑問はどうにか封じ込めていかないといけません。
 この世にはドムやサブという「性別」が存在すること。彼らは支配や服従の欲求を、嗜好や性格とは別の本能としてその身に宿していること。これは受け入れていくこととします。

 しかしこれを受け入れたところで、次は「コマンドってなんだよ。単なる【命令】【指示】とは違うのか? この世の人間はドムでない限り誰かに命令や指示を出すことが出来ないのか?」「プレイってなんだよ。こいつらはプレイとかいうのをしない限り欲求を満たせないのか? 日常生活でその欲求は満たせないのか? 逆にもし日常生活でそれが満たせるのなら、わざわざプレイなんてものをする理由はなんだ?」などの疑問が生まれます。

 だいたい、「ケア」とかいうのもわかりません。ドムが支配、サブが服従の欲求を持って、それをプレイ(や日常生活内)で満たせるなら、その時点でwin-winの関係のはず。しかも基本とされているコマンドは「跪けKneel」とか「来いCome」とか「見ろLook」とか「言えSay」とか、仲のいい二人同士ならまあまあ簡単にできてしまえそうなことで、それに対してわざわざ「ケア」とかいうもんをドムがしてやらなければいけない理由はどこにあるんです???
 お仕置きのあととかね、無茶なプレイをしたあとの「アフターケア」はまだわかりますよ。頑張ったね、と褒めてあげる理由はわかる。
 でも「こっちに来い」とか「そこに座れ」って程度のコマンド、サブは頑張ってんのか????? そもそも自分の中に服従したいって欲求があるのに?????
 と思うんですけど、「ケア」は普段から必要不可欠であるとされているらしい。why。ドムの負担が高すぎねえか?? どういうこっちゃ。

 もうね、なんもわからん。私にドムサブユニバースは無理です。

 そんなわけで紅子は今までほぼドムサブユニバースを書かずに生きてきました。書いたことがないとは言いませんが。
 何より二次創作をするのなら、かつドムサブユニバースという設定を使うのなら、「その設定を使ったうえで、このキャラでしか書けないもの」が書きたいので、 単にドムサブプレイをするだけの二人、を書く気にはならんのです。その設定を使うことに意味がないなら、それこそ単なる「SM趣味の二人」でいいので。

 ドムサブユニバースの設定を使うのなら、ドムサブユニバースの設定を使う意味が欲しい。かつ、鉉と煤というこの二人でなければできないことがしたい。
 こういうことを言ってるから、あの「出られない部屋」ですら素直に書けないんですねこの人間は。本当に面倒くさい限りです。


 これは、そんな面倒くさい人間が、それでも「鉉と煤のドムサブユニバース」を書ききるため、どうにか自分を納得させようとこねくり回した設定の集合体です。chatGPTとGrokには大変助けられました。
 Twitterでおしゃべり(なのか愚痴なのかよくわからない何か)に付き合ってくださった方々、ありがとうございます。
 さらに同じ「ドムサブの情緒を解さない人間」としてこの思考実験に今なお付き合ってくださっているユスカさんと、我々とは異なる「ドムサブの情緒を解する人間」として我々に御指南をくださった秋月さんには、格別の感謝を申し上げます。

 蕎麦と餅、完成を楽しみにしていますからね!!!!! 本当にお願いしますよ!!!!!!



 それでは、設定集は次ページから始まります。お暇な方はどうぞお付き合いください。