Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
sousakuyamamusume
2025-03-09 21:31:52
3552文字
Public
一次創作
Clear cache
悪役令息
悪役令嬢(男):アトラス・フォン・ノックス(アトラス=耐える者。ノックス=夜)
親友くん:ザイン・メンシス(ザイン=存在する。メンシス=月)
1
2
3
出会い
「よ。隣あいてる?」
「
……
そのスカーフ、平民か。随分と口の利き方がなってない。」
彼のひと言でがやがやしていた食堂が静まりかえった。そそて、「ノックス家といえば知らない人も少ない伯爵家だってのに」だの「あの平民は命知らずか?」というひそひそ声が聞こえる。
無視!きっぱりと無視!言いたいことあるならはっきり言えって話。そうじゃないなら聞く必要なんてない。それが俺の持論。
「悪いね。苦手なんだ、名前とか顔とか覚えるの。だからクラスメイトって枠組みでしかみてないから、そこんとこよろしく。で。隣あいてる?」
「見ての通りだ、言わんと分からんか?」
「わかんねーのよそれが。さっき『そこ彼女来るから』って邪険にされたばっかでさー。」
「なれなれしい。」
結構ツンケンされるけどこいつ喋るときにちゃんとこっち見る。そして食い方が綺麗。うーん、さては良い奴だな?
「じゃ隣失礼。」
「
……
勝手にしろ。」
なれなれしい平民だ。平民だからなれなれしいのか、それともこいつは素でこうなのか。
「名前なんだっけ。」
「アトラス・フォン・ノックスだ。覚えていないのか?ザイン・メンシス。」
「苦手なんだよー。
……
って、俺の名前覚えてるし。すげー。」
目の前の平民
……
ザイン・メンシスはからからと笑いながら昼食を食べている。一口が大きい。
「ノックス家の一員として当然のことだ。」
「うわあ、俺なら半年も持たねぇ。」
「だろうな。」
「そこは嘘でも褒めてくれよー。」
やかましい奴だ。悪い気はしない、というのが不思議なものだが。天性のものだろう。
……
私とはまるで正反対だ。
「で、アトラス。次の時間錬金術だったよな。俺錬金術からっきしでさー、ちょっと教えてくれね?」
「人の名前を随分気軽に呼んでくれるものだ。」
「え、友達の名前呼んじゃダメなのか?じゃああだ名考える?なにがいいかなー。」
そういう、問題では、ない。
1
2
3
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内