何でもない特別な日
2025年1月発行。東京スクエニオンリー合わせで作成。
アシュプリ本になります。R18。
ここにも載せている「何でもない特別な日」に後日譚も加えて四章構成とした短編集です。
大阪スタオオンリーイベントから2週間後、勢いで東京スクエニオンリーにも参加しました。
半年の間に親しい身内が東京に住むことになり宿代がかからなくなったというのが参加の決め手の一つです。
また、大阪に引き続き東京でも参加されている方が複数名いらっしゃってとても心強かったです。
しかも大阪で出したのにさらに東京でも新刊を用意した方も多く、創作意欲冷めやらぬ界隈である事を改めて認識しました。
恐れ多くもその末端に存在するのが私だと思っています。
表紙は2024年6月ごろに描いていた下書きをベースにしています。
中身の関係上、どうしても仲間キャラ全員描きたくてこのようにしました。
日の目を見ることが出来てよかったです。
今回はカバー付きということもあり、バーコードなんかも付けてみました。
しかしその他が稚拙であるためせっかくのB6サイズなのに商業本のように見えないのが残念極まりない。
精進します。
ちなみにカバーを外すと小ネタが出てきます。これもやってみたかった。
章区切りの表紙の小口まで色をつけることにより擬似的なしおり代わりとしています。
イラストはてんぱる様(PIXIV ID:2513282)の素材となります。
今回も章でフォントを変えています。
モノ視点本の時からさらに調べてダウンロードしまくってます。
しかし罫線(── ←こういうの)が繋がるフォントは無料且つ小説に使えるような読みやすいフォントとなるとそれほど種類がないように感じるので、罫線を使わないように書くようこれも精進します。
以下、装丁と組版です。
【装丁】
印刷所:RED TRAIN様
綴じ方:無線綴じ
サイズ:B6
表紙カバー:マットコート(ユーライト)110kg
マットPP
表紙用紙:アートポスト 160kg
本文用紙:ソリストSP 56kg
遊び紙:前後に紀州の色上質 厚口 桃
ページ数:184
【組版】
1行文字数:43
1ページ行数:18
フォントサイズ:9.5pt
行間:5.5pt
天:20mm
地:17mm
ノド:17mm
小口:14mm
【フォント】
何でもない特別な日:さらら明朝
青年の主張:源暎ちくご明朝
ガールズトーク:源暎こぶり明朝
何でもない特別な夜:夜永オールド明朝
カバーや表紙の厚みはこのくらいか、表紙用紙がちょっと柔らかいと感じるくらいです。
でもページ数がそこそこあるのであまり気にならないかなと個人的には思っています。硬くて読みにくいよりは良いかなと。
絵柄がふんわりしているのでPPは光沢が控えめのマットにして(どちらかというと普段からマットが好きです)。
そしてRED TRAINさんの特徴の一つ(だと思っています)、本文用紙!
これも見本を取り寄せて選びました。
RED TRAINさんは小説に向いている本文用紙が他の大手印刷所さんと比べて種類が多く、同じ用紙でも厚み違いで揃えられてて。
特に小説本は分厚くなりがちなので本文用紙を何にするかで読みやすさが変わると感じています。
今回は割とページ数があるのでソリストの中でも一番薄い56kgを選びました。
これを使って本の厚みは大体1センチくらいです。
色は本全体をピンク系で統一したかったので黄色というより赤に近いSP(ピンククリーム)を選びました。
選んで正解でした。
組版は結構悩みました。
「卯方主想物語」が私の理想なので同じでも良かったのですが、何たって文字の多さ(ざっくり8万字ぐらい)。
文字が多いと必然的にページ数も増える。
前述した通り、ページ数が増えるとその分単価も上がります。
しかしB6一段組は譲れないのと余白は適度に多いほうが好き。それに読みやすさも考えるとそこまで詰められない。
個人的にここが詰められる限界かなと思っています。
文字の大きさも9ptでもいいかなとも思ったんですが、やっぱり9.5ptにして良かったです。
フォントは基本的にオールドタイプの明朝体が好きなのでR18はよりしっとり感を出すために夜永オールド明朝を使っていたのですが、さらら明朝の方も負けじとしっとりしているように感じたのでいい発見でした。
次があればお金出してもうちょっとこだわろうか考え中。
筑紫明朝や、一度は使ってみたい憧れのリュウミンとか。
本格的にこの本の原稿に取り掛かったのは2024年12月に入ってから。
小説の場合、私は最初にスマホのメモ帳に綴る→iPadの縦式に写して加えたり削ったりして清書する→SideBooksで確認作業→修正が大量にあるので直す、という流れで作業をしています。
効率が悪い気もしますが、今のところこんな感じです。
作業工程の多さは自覚しているのでいつまでにここまで終わらせようと目安をつけながら進めていましたが、事件が発生。
体調を大きく崩し、最終的に入院。
1泊2日で帰ってこれましたけどね。
急に顎のリンパ腺が腫れて病院に行ったものの(以前もこの症状が出たことあるのでまたか、ぐらいにしか思っていなかった)、その後微熱が続きちゃんと椅子に座ってることがしんどくて何日も会社を早退。
座ってられないので寝っ転がりながらもスマホに文章は打ち込んでて。
しかし元々熱に強い体質なので中途半端に動けるのも仇だったのか。
微熱以外にも身体的に症状が出て、大きい病院に行った方がいいと紹介状を渡されて。
紹介先の病院へ行くと入院を勧められ、その時にお金はかかるが家でダラダラ療養するよりも病院でしっかり点滴打ってもらった方が治りが早いと判断。
けれど入院中でもスマホに打ち込むことは止めず。そのくらいギリギリでした。
退院して年末最終日に出勤したのはいいものの、顔色の悪さに早く帰れと言われる始末。
思い返せば確かに年末挨拶に回ったときに引かれていた気がします。
回復したのは12月30日か、そのくらいでした。
それからはずっと原稿作業。
締切の間に大阪スタオオンリーがあったけど、観光はさっと切り上げてホテルで作業。
どこぞの文豪になった気分でした。私ごときが。
この時にiPadという持ち運びが出来る環境で作業をしていたという利点に気がつきました。
デスクトップPCだったらこうもいかなかったでしょう。絶対に間に合っていなかった。
原稿が完成していざ入稿という時も上手くデータが圧縮出来ずに四苦八苦(RED TRAINさんはファイル転送サービスを使う必要があります)。本当に焦った。
モノ視点本を紹介した時にこれが最大に苦労したと言いましたが、今回は苦労の角度が異なります。
製本をお願いするにあたり、RED TRAIN代表の前田さんにも色々親切にしていただいて本当に感謝しております。
次があれば絶対にまたお願いしたいので、頑張って機会を作りたいです。