物語を彩るモノたち
2024年4月発行。
スターオーシャン関連で一番最初に作ったもの。
ここにも掲載している、「樽」や「バトルスーツ」など作中に出てくるモノ視点でキャラの様子を書いた小説本になります。
モノ視点という都合上、一人称で書きました。
長い文章を書くなんて学生時代の卒論以来なので(それも書き方が全然違う)、参考にしたのは夏目漱石の「吾輩は猫である」です。
スターオーシャンって一度聞いたら忘れない特徴あるアイテムが結構出てくると思うのと(けどストーリー上なくてもクリア出来る)、とにかくモノを通してキャラの良さを引き出せないかと考えながら書いたものです。
印刷は別ジャンルで発行している方を見かけて、ずっとお願いしたかったレトロ印刷さん。
「モノ」という不動が主人公のため、温かみのあるリソグラフ印刷が合うと思ったのもあります。
表紙はPP加工等しないとインクが手に付きやすいため、必ずトレーシングペーパーが付きます。
ミシン綴じにしてみました。
最初に作った本なのに、結構やりたいことやってます。
(ここだけの話、これが6冊の中で一番一冊当たりの原価が高い)
中身も5本の短編でそれぞれフォントを変えているなど、結構やりたいことやってます。
フォントや組版、すっっっっっっっっごい調べました。
フォントは無料であれば片っ端からインストールして、どれがいいかと悩んだり。
組版は文庫サイズであれば結構紹介されているものの、B6サイズはあまりなく。
数少ない中から紹介されているものを参考にしました。
以下、装丁と組版になります。
(組版は保存しておらず、わかるものだけ
…)
【装丁】
印刷所:レトロ印刷様
綴じ方:中綴じミシン製本(のり無し)
サイズ:B6
表紙:厚紙・富士わら紙
本文:ペラ紙・アイボリー
表紙にトレーシングペーパーカバー付き
インク・表紙おもて:緑
インク・表紙うら:濃紺
インク・本文:黒
ミシン糸色・外側:黄土
ミシン糸色・内側:グレイ
ページ数:36
【組版】
1行文字数:40
1ページ行数:17
フォントサイズ:9.5pt
(行間と余白は保存されておらず不明)
【フォント】
芸術品:夜永オールド明朝
郷愁の魚:幻ノにじみ明朝
狼狽える剣:源暎こぶり明朝
ピックポケット攻防戦:源暎ちくご明朝
労りの包丁:夜永オールド明朝
レトロ印刷さんは中綴じ本を作る時に見開きの状態で入稿しなければならないため、一度画像(PNG)に落としてからソフト(ファイアアルパカ)を使って2枚を1枚にレイヤー合成しています。
気が遠くなる作業だった
…。
最初にして最大に苦労して作った本です。
そしてここから怒涛の本作りが始まります。
当時の私はそんな事、知る由もありませんでした。