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sousakuyamamusume
2025-02-24 22:25:53
3125文字
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一次創作
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赤と白(小説版)
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やっぱもう一発ぐらい殴らせろ
目が覚めると王国の自室に寝かされていた。どうも死に損ねたというべきか、あいつが殺し損ねたと言うべきか。「そのままの姿勢で構いません。」と言いながら、部下が淡々と状況の報告をする。『魔王は討伐された』『我が王国とかの帝国は和平を結ぶことになった』、
……
どうでもいいことばかりだ。肝心の情報は、何もなかった。
だからといって、式典をサボるわけにも行かない。
……
どうもこの辺の語彙があいつの所為で増えた。いかんな、騎士団長らしからぬことだ。それとも
――
あいつだけは、私を『常勝の紅き騎士団長』から『ただのロッソ』に引き戻せる人間だった、ということか?そんなことをつらつらと考えていた、その時。
『新しき純白の騎士団長、ヴァイス』
自分のことが呼ばれているのだと気付くのに1拍ほど遅れた。目が覚めたときには勝手に騎士団長にされていたのだから許して欲しい。前の騎士団長が名誉の戦死を遂げたことと、僕の功績が認められたことが理由のらしいが
……
せめて起きてから話を通してくれないかな
……
。なんて、思ってもしょうがないけど。ええと、指定された場所は
……
あそこか。
「
……
ヴァイス」
僕にだけ聞こえるほどの小さな声で、隣に居る人が囁いた。最悪だ。こいつロッソじゃないか。なんか隣に居てもすっごい嬉しそうだし。というか僕が式典になれてないことすらも楽しんでるんじゃないかコイツ。腹立つ。
決めた。あとで一発殴る。
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