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山城まつり
2025-02-20 21:30:19
13790文字
Public
【馬子軸スーリニ】レヴリの紅玉
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【馬子軸スーリニ】レヴリの紅玉#02
Ep.2です~~~~!!!!
Ep.2だけどもうなんだか終わりが見えてきました
あとひとっ走りで完結するかも……!ここからの展開、どうにかしたいですね…最後までミステリーで頑張りたいです
(追記:2025.2.21 修正しました)
レヴリの紅玉 シリーズ▼
https://privatter.me/user/YamashiroMatsuri?category=66492
前回#01▼
https://privatter.me/page/67b5d34ff14a6
アスナショウコ様宅【レゾン・デートル】から四宮椿さん、市ノ瀬咲良さん、大河カレンさんをお借りしております。お貸しくださって本当にありがとうございます。
本作は自創作【suicidal/leniency(スーサイダルリニアンスィ)】を「馬子軸」(現代ファンタジー)に落とし込んだ作品です。何度でも言いますが、作者自身、馬子軸に関してど素人中のど素人ですので、間違った解釈などあるかもしれません。本当にすみません。
また、本シリーズは【suicidal/leniency】本編のネタバレを含みますので、「ネタバレNG!」という方は閲覧をお控えください。作者的にはスーリニはネタバレありきの方が面白いと思っております……。
スーリニ原作が気になってくださった方におかれましては、以下に本編リンクを載せておきますのでよろしければご覧ください。現在Prologue~Karte03まで読めます。
▼suicidal/leniency本編
https://novel.daysneo.com/works/3870c9c909042fb07a363f371caeee59.html
それでは、皆様にとって良い時間になりますように。
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俺は、熱波の中を走りながら電話を掛けていた。
椿はカレンを連れてパン屋の監視カメラを確認しに行った。
びゅうびゅうと耳元で風が泣き叫ぶ。
それは生温くて、湿っていて、一言で言うと不快だった。
向かう先は無論、シメリス中央病院。
そこに居るであろう彼女────クレマリーを、問い詰めるために。
『はい、もしもし────』
スピーカーから聞こえてくるのは柔らかい中性的な声。俺は息を切らさないよう努めながら「咲良だ」と返す。電話越しの彼、ルミエールは穏やかに「どうしましたか?」と問い掛ける。
「そっちにクレマリー・ルーヴィルは居るか
……
ッ!?」
『へ
……
?クレマリーさん、ですか
…
?』
「居るか?居ないか!?」
『え、えっと
…
今日はソフィーさんの転院手続きをした後、医学会に出席していて
……
』
「居ないか、クソッ!!」
居ないのであれば、急ぐ必要はない。俺は足を止め、呼吸を落ち着ける。
……
仮にも【その立場の可能性が強い者】が、医学会に出席?ふざけるのも大概にしろ。ルミエールは酷く驚いた様子で「どうしたんですか
…
?」と心配そうに問い掛けた。説明もナシに、というのは悪かったかもしれない。そんな事をしとったら、俺も椿と同じって事やぞ。一つ息を吐いて、冷静を保つ。彼に対する敬語は、心をざわざわと揺らす風に煽られていつの間にか抜けていた。
「
……
イリュソリア医院で聞いてきた。死んだ患者も生きとった患者も、全身に腫瘍が回った患者は一度イリュソリア医院にかかっとった。そこで完治した、っつうのも見た。確かに腫瘍はなく、検査結果も正常」
『そ、それじゃあどうして
……
』
「院長はシメリス中央病院の精神科を疑っとる。彼が言うには、腫瘍を分解した後に心理治療をするために
……
って事やった」
『
……
確かに、亡くなった方はみんな
……
あと、現在完治したブノワさんも当院の精神科に
…
。あ、えと
…
クレマリーさんが言っていたんですけど』
「
……
クレマリー?なんでそこで彼女の名が出るんかちゃ────」
そうまで言って、俺はひとつの仮説に辿り着く。
ああ、そうだ。そうなのだ。
「そう」だとすれば、全ての点が繋がる。
「そう」だとすれば、不可解な謎が解ける。
それを知らないルミエールは、無垢に答えた。
『だって────精神科で彼らの主治医をしていたのは、クレマリーさんなので
……
』
────────Ep.3に続く
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