山城まつり
2025-02-20 21:30:19
13790文字
Public 【馬子軸スーリニ】レヴリの紅玉
 

【馬子軸スーリニ】レヴリの紅玉#02

Ep.2です~~~~!!!!
Ep.2だけどもうなんだか終わりが見えてきました
あとひとっ走りで完結するかも……!ここからの展開、どうにかしたいですね…最後までミステリーで頑張りたいです

(追記:2025.2.21 修正しました)


レヴリの紅玉 シリーズ▼
https://privatter.me/user/YamashiroMatsuri?category=66492

前回#01▼
https://privatter.me/page/67b5d34ff14a6


アスナショウコ様宅【レゾン・デートル】から四宮椿さん、市ノ瀬咲良さん、大河カレンさんをお借りしております。お貸しくださって本当にありがとうございます。

本作は自創作【suicidal/leniency(スーサイダルリニアンスィ)】を「馬子軸」(現代ファンタジー)に落とし込んだ作品です。何度でも言いますが、作者自身、馬子軸に関してど素人中のど素人ですので、間違った解釈などあるかもしれません。本当にすみません。
また、本シリーズは【suicidal/leniency】本編のネタバレを含みますので、「ネタバレNG!」という方は閲覧をお控えください。作者的にはスーリニはネタバレありきの方が面白いと思っております……。

スーリニ原作が気になってくださった方におかれましては、以下に本編リンクを載せておきますのでよろしければご覧ください。現在Prologue~Karte03まで読めます。

▼suicidal/leniency本編
https://novel.daysneo.com/works/3870c9c909042fb07a363f371caeee59.html


それでは、皆様にとって良い時間になりますように。


8月8日、午前7時40分。
俺は昨日に引き続き今日も、シメリス中央病院の医局……は勤務医が職務に励んでいるので、その隣の応接室のソファに腰掛け手元の写真に目を落としていた。
『昨日に引き続き今日も』という言い方は正しくないかもしれない。正確には、昨日の深夜からこの病院に居るのだから。
ホテルで襲い掛かっていた眠気も、もう覚めていた。
一連の怪死が「事件である」という予感がして────何者かが意図的に「殺している」悪寒がして、焦燥感が芽生え始めていたのだ。
そうは言っても一睡もしていなければ頭がぼうっとする。俺はテーブルに置かれたブラックのアイスコーヒーを一口流し込んで、もう一度写真に目を落とした。

それは、昨日運ばれた患者……トリスタン・フルニエ、23歳男性が緊急搬送された際に行ったであろうCT検査の写真とカルテだった。彼は昨日の深夜、23時過ぎに搬送され、帰宅したというのに呼び出されたルミエール達によって緊急オペが行われたが────助からなかった。彼のカルテ、そして死亡診断書には「出血性ショック死」と刻まれている。その身体所見は、一言で言うと「悲惨」以外の何物でもなかった。頭蓋骨陥没骨折、硬膜下血腫にくも膜下出血。頸椎骨折に肺挫傷、大動脈解離。両側大腿骨と右上腕骨骨折……運び込まれた時点で救命出来る確率は1%あったかないかだ。……恐らく、高所からの飛び降り。つまり、自殺だ。
此処がフランスであり、この症例が自殺である点から察しはつくが、3枚目のCT画像を見ればそれが真実なのだと残酷に物語っている。
彼もまた、全身に腫瘍が形成されていたのだ。腫瘍の形成パターンも死因も、昨日確認した3つの症例……そして日本で診た症例と重なる。


『────今後この症例が急増したら変異した、って言えるかもな』


昨日、オリヴィエ先生が言っていた事を思い出す。フランスと日本。場所は違えど、僅かな期間で5つも同じ症例が起こっている。スアサイダル症候群の変異……そんな可能性がいよいよ脳を過ぎる。
だが、そうはあってもその病をばら撒いているのはスアサイダルという幻想種。そしてソイツはどうやらヒト型……っつう事は普通に考えたら思考能力も人間程度はあるのだろう。あると、思いたい。
となればスアサイダルが何らかの意思を持って症状を変異させた、と考えるのが妥当だ。つまり、これは明確な意思を持って行われる殺人事件。
……そう、断じてしまいたいが「そもそもスアサイダルでなく別のヴィーヴィルの仕業の可能性もある」説も否定できないし、仮に犯人がスアサイダルだったとしても「ソイツが人間同様の意思や思考能力を持っているかわからない」という懸念もある。
分からん。死体は既に4つも出ているのに、情報がノイズだらけで伝わってこん。
俺は資料を机に置くと、はぁ、と大きく溜息を吐いた。コーヒーの入ったグラスの中で氷塊がからんと音を立てて落ち、水滴が静かに表面を伝ってコースターに落ちた。


「咲良さァん!朝ご飯買ってきましたァ!!」


勢いよく応接室の扉が開かれて大河が入ってくる。彼女の左腕にはパンパンに詰まったビニール袋……どんだけ買ったんかちゃ。3人やぞ。
大河は俺の向かいに腰掛けると、机の上にいそいそと中身を並べる。クロワッサン。バゲット。パン・オ・ルヴァン、ベーコン・エピ………パンばかりだった。


「大河、コンビニに行くんやなかったんか」

「フランスまで来てコンビニィ?嫌ですよォ、どうせ政府の金で食べられるンですし一食でも無駄にしたくないじゃないですかァ。色々なブランドのパンが売ってるお店が近くにあってェ。24時間やってるんですよォ……どうせだからルビアン縛りで買ってきました」

……米が良かった」

「そう言わないでくださいよォ咲良さん、ホラ、せめてもの情けで明太フランス買ってきたンで」


俺の前に明太フランスのバゲットが置かれる。若干の日本要素に安心感を芽生えさせている幼稚な自分が居た。だがそれを悟られたくなくて、「明太子には白米やろ」と愚痴りながらそれを取った。明太うどんでもいい。ああ、でもどうせうどん食うなら資さんうどんが良かった────。
そこでばたんと再び扉が開かれる。今から朝食を、と思っていたが入ってきた面を見て食欲が失せてしまった。災厄を振り撒く疫病神の顔を見て食欲が芽生える筈もないのだ。今までの経験上、コイツが姿を現すイコール仕事の時間なのだから。
俺の向かいの大河だけが、のんびりとクロワッサンを噛み締めていた。


「あ、椿じゃないですかァ。ルビアンのパンですよ、どうぞお好きに~~~」

「ああ、後でな。今はそれどころじゃない────咲良」

「解剖で何か分かったんか」


椿は、好奇と興味に満ちた眼差しで俺の瞳を覗き込み、「分かったといえば分かったと、分からないといえば分からないと────そういう結果だ」とよく分からん台詞を紡ぐ。何を言っとるんか、さっぱりだった。

昨日の夜、24時前。ルミエールから連絡を受けた俺達はシメリス中央病院へ駆けつけた。その時には既に患者であるトリスタン・フルニエは死亡しており、ルミエールは助けられなかったと酷く落ち込んでいた。その場に居たのはルミエールとオリヴィエ先生、救命医と看護師が数名。そのうちの二人、マゼンタの髪を緩く編み込んだ女性とオレンジに近い金髪を二つに結い上げた女性が、ちらりとオリヴィエ先生が言っていた「ローザ」と「鈴麗リンリー」らしい。
遺体からは、蟷螂の幼虫など出ては来なかった。
だが現場に居合わせた彼らは口を揃えて証言する────確かに「それ」が、出てきたのだ、と。
彼らが嘘を吐く理由など無い。もし全員が結束して嘘を吐いているというなら、それは即ちこの病院が何かを秘匿しているという事で……つまるところ、「敵」という可能性が示唆されるという事。だが、もし「敵」なのであれば俺達に助けを乞う必要も、真実を見抜く椿に司法解剖を依頼する理由もない筈だ。
……フランスに来てから、随分と色々なものを疑うようになったと自分でも思う。事件というものは、全てを疑ってかからなければならない。目の前にある真実が、情によって「見えない」事もあるのだから。
だが、そうは言っても────信じる信じないの線引きを行うというのは、些か心に来るものだった。


……何や、遠回しな言い方をして」


それらの疑心暗鬼をぐっと呑み込んで、俺は目の前で口角が上がりっぱなしの椿に話しかける。彼女はよく聞いてくれた、と言わんばかりの声音で嬉々として告げた。


「先ずそうだな、おさらいと行こう。スアサイダル症候群の腫瘍は体内に神秘や幻想を呼び込み知覚させる作用がある、それは知っているか」

「お前が言ったんやろうが」

「そうだ。そして神秘とは、単に人々に不可思議なものを見せ認識を湾曲させるというものではない。認識を歪ませ、正確な判断を誤らせ、幻想種や神秘生命に都合のいい土壌に変化させる性質を持つ────つまり、神秘汚染を引き起こす」


神秘汚染。それに関して、今椿が言った説明以上は不要だろう。
存在しているだけで周囲に様々な影響を及ぼす「神秘」は、人々を狂わせ幻想の世界へ誘う。この世界と並行に存在していると言えば分かりやすい……そんな「湾曲した認識の世界」に誘う存在だ。
神秘汚染度が高いほどに精神異常を引き起こし、人は壊れていく。60%を超えると熟達した魔術師であれど発狂する。……それとスアサイダル症候群との関係。椿が言いたい事はそれらしかった。


「トリスタン・フルニエの体内には、CT画像の通り腫瘍が生えていた。何処かに偏って形成されている、或いは巨大な鉱石が生えている……という事はなく、全身に均等に分配され顔を覗かせていた。オリヴィエ曰く、今までのスアサイダル症候群の症例は前者であり私達が挑んでいる『連続怪死』の症例の生え方は異質だ、とな」

「腫瘍は患者に神秘を知覚させる。つまり、患者は神秘汚染を受けとる、っつう話やろ。……そこに、今までの症例と今回で違いがあると?」

「そうだ。違い、というより特徴だがな。……トリスタン・フルニエの神秘汚染度────それは、90%を超えていたのだ」

「きゅうじゅうゥ!?!?」


大河がそう大声を上げる。彼女の手に包まれたクロワッサンは、綺麗に平らげられていた。……神秘汚染度90%?阿呆な。そんなん、気が狂うとかそんなレベルじゃない────!


「神秘汚染度ってそんな急激に上昇するものでしたっけェ……汚染源が近くに居て、空間の汚染度が上がるってのはある気がしますけど」

「あってたまるかちゃ。そんな急に体内の神秘汚染度が急上昇したら────まさか、」

「スアサイダル症候群末期患者が自殺を決行する理由が見えてきたな。大方、神秘汚染度の急上昇によって精神を侵されるのだろう。……そして、神秘汚染度が87%を超えた事により幻想真菌が生まれ、魔力を放出し……結果としてトリスタンの身体は苗床となって妖精が産出された」

「でも不思議なのはァ……トリスタンさんって少なくとも搬送される前まではフツーに生活してたンですよね?そんな妖精産出の苗床になるまで平穏に暮らせてたとは思えないンですけど」

「問題はそこだ────」


そう椿が言ったところで、またしてもドアが勢いよく開かれる。生温い風が頬を撫で、俺は無意識にそちらを見遣った。……そこに居たのは、荒い呼吸を繰り返す白髪の医師────クレマリー・ルーヴィルだった。
彼女の表情は何ら昨日と変わっていない。無慈悲なまでに無表情。……だが、その仕草から、彼女が焦りと困惑に満ちている事がひしひしと伝わってくる。人間、表情以外でこんなにも感情を語れるんか。新たな発見だった。


「遅かったな、クレマリー」


椿が笑みを崩さないままそう声を掛けた。クレマリー先生は「……話は聞いた」と声を掛けて俺の前までつかつかと足を進め、症例の書かれたカルテと死亡診断書、CT写真を取り上げた。紅玉の双眸が、文字を忙しなく追っている。


……死者が出たか。死因も腫瘍形成位置も前例と同じ。自殺────スアサイダル症候群の、発症」

「そうだ。聞いてなかったのか?《EFMATイーフマット》に連絡が行ったと聞いていたが」


そう見定めるように緋色と蒼色の瞳が睨みつける。彼女が何を言いたいのか分かっているし、俺もそれが気になっていた。……昨日の緊急オペで、クレマリー先生は現場に居なかったのだ。ルミエールとオリヴィエ先生、その他《EFMAT》全員が招集されていたというのにも関わらず。
疑心暗鬼は、じわじわと俺の心を蝕んでいる。
彼女には何か隠している事があるのではないかと、訝しんでいる。
────クレマリー先生は、短い小休止の末にゆっくりと答えた。


……深く、眠りに落ちていた。連絡が来ていたのに気付かなかったのは、私のミスだ」


そんな言い訳、と怪しもうとした────だが彼女の指は確かに小さく震えていて、資料を握り締めて……くしゃ、と白い紙に皺が寄る。……そこにあるのは憤りと、無念と、そして自分への呪いだった。その様子は、クレマリー先生が何も語らなくとも……彼女の身の潔白を主張している。


「当ててやろう」


にんまりと瞳を細める椿。顎に右手をそっと添えて、彼女は舐めるようにクレマリー先生を見遣る。先生は悲しげに椿に視線を向けた。白く長い睫毛に飾られた深紅の瞳が、ゆらゆらと揺れていた。


「睡眠薬だな。しかも、かなり効果の強い。朝まで深い眠りが持続するというのは────」

……クアゼパムだ。不眠でな。自分で処方している……目を瞑ってくれると助かるが……。眠っているうちに死者が出るなどという事があった以上、今後は使用を控えるつもりだ。私の睡眠より、患者の命の方が大事だからな」

「んン~~~、睡眠も大事な気がしますけど」

「それより、これはいよいよ本当に怪しくなってきたな。犯人がスアサイダル、か……それすらも」


クレマリー先生は不意にそう呟く。
彼女は別のヴィーヴィル、別の犯人の説を推しているらしかった。……いや、でも変異っつう可能性もある。ヴィーヴィルの種類によって症状にどんな差異があるのか分からないが、一連の怪死の症例とスアサイダル症候群の症例、患者が抱える症状は非常に似通っているのだ。俺的には、スアサイダルの仕業であると思うの、だが。


「その理由は?」


楽しそうに問い掛ける椿。理由があるなら聞きたいところだ。
……だがクレマリー先生は一言「ただの勘だ」と言うと、続いて「転院患者の対応がある、私はこれで」と部屋を後にしようとした。
勘?勘にしては何か確信を持っているような言い方だった。絶対に何か隠しとる────俺の螺旋捜査官としての勘もまた、そう叫んでいる。


「待て」

……なんだ、椿」

「最後に二つ、答えてもらおう」

「時間が押している……早めに頼む」

「勿論、お前が直ぐに答えてくれたら早く終わるぞ。一つ目。転院患者は何処の誰だ?」

「守秘義務がある。ノーコメントだ」

「ならば二つ目────昨日の夜間、眠る前まで……何処で何をしていた?」

……


疑っとるんか。
思わず、息を呑む。緋色の彼女は、先生にアリバイを確認している。先生が何か鍵を握っていると、その真理を見抜く瞳が告げているようだった。
疑っているのか、とクレマリー先生は静かにそう答える。椿はそれにはノーコメントを貫き、瞳を細めて微笑んだ。その笑みは、刺さるほど冷ややかだった。


……答えよう。お前達には何を隠しても無駄なようだ。……昨日の21時から22時、私は外出していた。場所はこの病院の近くのパンショップ────カレンが行ったところと同じだ」


紅玉の瞳の先に、カレンが置いたルビアンのパンが映る。そのパッケージには、小さく店舗のロゴが刻まれていた。
シメリス中央病院の近くにはブランドのパンから庶民的なパンまでを扱うパンの専門店がある。俺も釣られて手元の明太フランスに視線を落とす。そこには、「オ・ミル・パン」と深緑で描かれていた。


「お前が暴いた事だが、私は食事に興味がない。だが昨日はカウンセリングとオペで流石に空腹だった……手頃な夕食を、と思い、パンでいいだろうと判断した。そこに違和感はあるか?」

「無いな。残念ながら」

「21時から22時までの間、その店の監視カメラでも見れば私のアリバイは確証されるだろう。好きに勘ぐるといい……そして、私がこれから転院の手続きをするのはソフィー・ガルニエ、21歳女性。昨日私がオペをした患者だ」

「それってスアサイダル症候群で運ばれてきた……ですよね。治ったんですか」

「私はオペで失敗しない」

……つまり、治ったんですね」

「嗚呼。だがスアサイダル症候群は患者に後遺症を残す。それは一生、治る事はない……故に、手術は成功したが彼女は心理治療を続けなければならない。数か月は入院が必要だろう。だが当院は現在満床でな、転院をやむなく選択した……という訳だ。主治医は私が引き継ぐ。向こうには精神科がないからな。あくまで病床確保、というだけだ」

「成る程……

……質問は以上か?」


早く仕事に戻りたいのだが、という言葉を俺達は察する。椿は「そうだな」と短く答えると「最後に」と彼女を呼び止めた。


「転院先の病院は何処だ?」

「イリュソリア医院だ。スアサイダル症候群治療の本拠地は当院だが、イリュソリア医院もまたエニグマ医学会直属の、対スアサイダル医療の現場だからな。信用はしていい」

「何処かで聞いたようなァ………あッ、オリヴィエさんが言ってましたァ!」

「知っていたか。此処から西へ数キロ進んだところにあるぞ。気になるなら見てくるといい……シメリス中央病院とはまた違った答えが得られるやもしれん」

「イリュソリア医院……


俺はそう零す。
点と点が、離れたところで瞬いている。まるで、夜空に輝く星のように。それらを繋いで星座を見出したいのに、星座を作れそうなのに、何かがそれを邪魔している。何が、俺達を真実から遠ざけている?じれったさと不快感がどろりと喉を通る。
思考を永遠とループする俺を見遣り、クレマリー先生は静かにドアノブに手を掛け────そして一言「咲良」と呼んだ。


「一つ進言だ。カルテには、全てが書かれているぞ」

「は、」


どういう事、そう問おうとするより先に、彼女は応接室から姿を消した。
……カルテには、全てが書かれている?
名前、生年月日、身長・体重から検査の結果、症状と手術名────そして、処方された薬。この病院のカルテで得られた情報は、完璧にとは言わないが覚えている。……何かを、見落としているのか?
椿は彼女を見送って「確かにそうだ」と告げる。


「椿?」

「咲良、言っただろう。物事は常に多角的に見なければ真実に至れない、と」

「それが、」

「この病院のカルテと、別の病院のカルテ。そこに共通する事象が、そこから見出せる事象が、つまり真実なのだ」


つまり。
彼女はそう言うと、唇を軽く上に引き上げて微笑を浮かべる。
「そこ」にある真実への好奇が、彼女を駆り立てていた。


「────イリュソリア・クリニック。そこに真実へ至るためのもう一つの鎖があるのかもしれない」