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のま
2025-01-11 01:15:08
3264文字
Public
冬駿
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新春ドキドキ★冬駿おみくじ(全3種)
2025/1/12超熱血ストラグル2025冬の無配&WEB公開の冬駿おみくじSSです。
「スーパー大吉」「大吉」「めっちゃハッピー」の3種があります。
すべて15年後軸で、ふたりが遠距離恋愛中という設定の話です。
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めっちゃハッピー -勘違いする港(33歳)の話-
付き合ってるヤツがいるんだ。
すっかり異国が板についた同級生にそう告げられ、港がまず思ったのは「やっぱりな」という感想だった。
「
……
そうか」
短く答えてビールジョッキを煽ると、山田は枝豆の皿の奥から不服そうな顔を覗かせた。
「いや、なんか、もうちょっとないのかよ、驚くとか」
港は首をすくめて答える。
「だって、ほとんどバレバレだっただろ」
そう指摘すると、山田は「え、マジで?」と驚いた顔を見せた。「どこで分かったんだよ」
「駿の投稿見てたらすぐわかるぞ
……
」
港は呆れたようにそう言って、ジョッキにわずかに残ったビールを飲み干した。
「ウソだ!」と叫び自らのSNSの投稿を遡り始めた山田を横目に、港はビールを追加で注文した。
港はSNSの類をあまり見ない。だが、山田のプロ入りをきっかけに、かつての同級生だった山田とヴィハーンだけはフォローして、近況をたまに眺めている。
遠いインドの地で今も同じチームに所属する二人は、驚くほどに仲睦まじかった。
練習中に至近距離で見つめ合う写真、二人だけのドライブ動画、プールでじゃれあう二人のスナップ、意味深に腕を絡まるインタビュー動画
――
そのどれもが親密で、たまに港がスマホを取り落としそうになるくらいの投稿がしょっちゅうあったのだ。だから今更「付き合ってる」なんて言われたところで、驚く演技をするほどの力も港には残っていなかった。
山田はなおもスマホの画面をスワイプしながら呟く。
「いや、やっぱ俺ちゃんと隠してると思うけどな、仕事の都合もあるしよ
……
」
港は力なく答える。
「まあ、同じチーム内だと色々面倒なこともあるだろうしな。細かいことは俺にはわからんが
……
」
すると山田はスマホから目をあげる。眉根をよせて怪訝そうな表情をしていた。
「え、なんかお前、勘違いしてねえ?」
「なんだ? だってヴィハーンのことだろ?」
「違うって! ヴィハーンとはそういうんじゃないし」
「ええっ⁉」
思わず港の手元が狂い、なみなみと注がれた新しいビールをこぼす。
「ちょ! お前! あぶねーなもう!」
慌てて山田が拭き取る横で、港は必死に考えた
――
じゃああの写真たちは何だったんだ? 駿が付き合っているのは誰なんだ?
その時、山田のスマホに通知が光った。画面には懐かしい後輩の名前と、とあるメッセージが表示される。港は再び息を呑んだ
――
今度こそ、本当の答えを見てしまった気がした。
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