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鶏屋栄/夢鮪 20↑
2024-12-29 00:53:13
1823文字
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週一契約デリバリー奴隷
Webイベントで掲載していたもの。
週一で本橋が家に来る夢主の話。
無個性寄り。ネームレスです。
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「ご飯できたよー」
十分に温もった室内に彼の声が響いて、私はもそもそ起き上がった。
どうぞ、という声と共に置かれたのはオムライス。ケチャップで奴隷謹製と書いてある。もったいないので写真を撮ってから、スプーンで薄焼き卵を割る。しっかりと焼かれたそれは簡単に破けていく。間からのぞくグリーンピースと鶏肉の入ったケチャップライス。まるでお店みたいだなあ、なんて思いながら昼食に舌鼓を打つ私を彼は何か嬉しいのかニコニコと笑って見ている。いつもそうだけけれど。
「見てて飽きないの?」
「え?うん。料理は美味しいって食べてもらえるのが一番だし!」
「そんなこと言ったっけ」
「言ってない。でも分かるよ、キミわかりやすいもん」
上機嫌な言葉を信じ切ることはできないが、そんなものなのかと思いながら食べ進めていく。
やがてごちそうさま、と手を合わせればさっと食器を下げられ、当たり前のようにデザートが出てきた。ガトーショコラだ。作って持ってきてくれたのだろう。ガトーショコラはオムライスより味が濃い。紅茶だって用意されているから、それを飲んで舌をまっさらな状態に戻すのも難しくはなかったけれど。
フォークを突き立てる頃に、彼は部屋の片付けを始めていた。
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