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鶏屋栄/夢鮪 20↑
2024-12-29 00:53:13
1823文字
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週一契約デリバリー奴隷
Webイベントで掲載していたもの。
週一で本橋が家に来る夢主の話。
無個性寄り。ネームレスです。
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「お邪魔しまーす」
今か今かと待った声が響く。
軽快な足音とがさがさビニール袋の擦れる音。
「あ、起きてる。暖房つけますね!」
花が咲いたような笑顔。外の寒さのせいか、鼻が赤くなっていた。
ピ、と音が鳴って彼の提げてきた荷物が置かれる音がする。
狭いワンルームに花一輪。まるで汚泥に咲いた蓮。
その光景に嫌気が差しても、もう私の生活は彼なしで成り立たなくなってしまった。
「またこんなに散らかして
……
いつもありがとうございます!」
嬉しそうな彼の感性を疑うが、曰く私の部屋の整理整頓はやりがいがあるのだという。あまり付き合いは長くないが凝り性の私に合わせてくれるし、頼りになる存在だ。
全て無償でやってくれるのが奇妙だが、報酬を出そうにも奉仕で倍返しされるので厚意に甘えることにしている。
「お腹すいたよね!お昼ご飯作るから待っててね」
彼はよく喋る男である。ろくな相槌も返さない私にこうなのだから、きっと世間に出れば引く手数多であろう。
そんな中彼が私の手を取ってくれたのはありがたい。私の荒みきった生活は彼のおかげでまともな形を保っている。
運命に感謝だ。
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