和泉 小夜
2021-10-22 03:38:19
1799文字
Public
 

大海嘯に沈む(長谷部が光忠を探しに行くパターン)

相互さんに教えて頂いた曲をガンガン聴きながら書いた。あんまりお話としてリンクしてないかもしれない。
ちなみにコレ→https://www.youtube.com/watch?v=6H3bsLanbB0

そうして帰って来て、少年の手紙を待ってはみたがいつまでも届かず。
口頭で伝えたから上手く伝わらなかったかと、郵送で送ってもみたが手紙は来なかった。

数ヶ月後、ようやく待ちに待った手紙が来た。
しかし、手紙の宛先は俺と光忠の連名で、差出人も少年の弟からだった。
内容は、俺達が帰った日に、あの少年が海で自殺したことについて書かれていた。
そして、その手紙には怨恨が込められた少年の遺書が同封されていた。

そういえば光忠は海辺に打ち捨てられていたと現地の人間や少年から聞いた。
光忠は人魚姫が好きだが、記憶喪失の間も人魚姫が好きだったのだろうか。
もしそうなら少年が海で自殺してしまった原因も、何となく理解できる。

そして光忠は何だか人魚姫の王子みたいだなと思ったが、もしもこれが人魚姫ならば。
果たして俺と少年のどちらが人魚姫なのだろうと、少年の遺書を読みながら思った。