Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
ぬこ尻ryo
2024-12-18 21:06:51
9309文字
Public
ぴく支部再掲※R18G
狂人と竜の王
※妄想捏造ifのお話
もし竜穴組がマナの聖域で生き延びていたら。
デュランが、光クラスと闇クラスで分離して存在できたら。
っていう妄想
※竜帝さまと、光クラスデュラン(セイバーさんで妄想)しかほぼ出てきません。
※性的行為表現はありませんが、あいかわらずの、グロテスク表現、カニバリズム表現があります。
※原作ネタバレ有
※前提条件として腐BL。光×闇。光デュランからの闇デュランへの扱いがひどいです。
18.12.2024
ちょっとだけ誤字訂正
1
2
3
4
5
狂騎士は、半ば強制的に黄泉帰らせた半身の傍らに屈むと、傷だらけの頭部をぐっとつかみ、面を上げさせた。
反動で、ぼきん、と頸椎が折れた音がした。
そして、深淵の闇に溶け込んで姿を消しているであろう竜帝にむかって叫んだ。
「きこえているだろう」
狂騎士の声が、昏い穴の中で反響した。
「取引をしないか」
すると、昏い穴のなかからうっすらと、満身創痍の竜帝が姿を見せた。
「ニンゲン風情が、竜の王であるこのワシに取引、だと。、、、笑わせる」
自嘲するような返事があった。
けれどその声に力はない。
ただ死に向かう老人のしわがれた声だった。
だから、狂騎士は言った。
「お前の肉体はもはや朽ちるのみだ。あんな半端な魔導師もどきの魂など、『神の化身』であるお前にはふさわしくない、最初から。
もはやあの暗黒の騎士の亡霊を顕現させるだけの闇の力も、その肉体では残ってはいないのだろう」
ただ淡々と、事実を述べた。
感情の見えない、言葉をつづけた。
「お前は、もはや一介の残滓だ」
竜帝からの返事はなかった。
深淵の底に、静寂が戻った。
狂騎士が、再び静寂を破る。
「だが、お前に機会をやる」
狂騎士はそう言うと、つかんだ半身の頭を持ち上げ、立ち上がった。
投球するように、半身を竜帝の足元めがけて放り投げる。
ぐちゃり、と潰れるような音を立てて、半身の肉体は竜帝の傍に着地した。
「そいつを喰え」
狂騎士が半身を指し示す。
「あの黒い剣士の代わりくらいにはなるだろう」
竜帝が傍に投げ渡された半身をゆっくりと一瞥する。
「何が目的だ、ニンゲンよ」
狂騎士が感情のない声で言った。
「世界に散った災厄と侵食する負の力によって、今の世界は滅びる。だから、新しい世界をつくる。
それは、フォルセナ国王陛下を『始祖神』とした、新しい世界だ」
言い切った狂騎士の言葉を、竜帝は咀嚼するかのように一度目を閉じた。
そして嗤うように返事をした。
「なに、狂人の愚かな戯言か」
「俺が、負の力を喰らい完成した暗黒剣を破壊する」
「さすれば、世界は再び混沌と化す」
「お前の悲願である完全体も、成すことができる」
狂騎士の言葉と竜帝のしわがれた声が重なった。
竜帝が自嘲するように鼻をならした。
「我が命のともし火を燃やす、最期の、滑稽な宴にはちょうどいい」
そういうと竜帝の影がゆらりと蠢いた。
竜帝の姿が本来のドラゴンの姿に変わるのを見届けると、狂騎士は口を開いた。
「契約成立だ。喰え」
狂騎士が言い終わるより早く、竜の首が鎌のように半身の肉体に向かって振り下ろされた。
ぐちゃり、ばきり、ぼきり、ぶちゅ、ぐちゅ、ぐしゃり、、、
骨を砕き、関節を折り、皮膚に牙を立ててそぎおとし、血肉を食いちぎり、内臓を啜りだす。
涎と体液の混ざり合った液体が、昏い穴の底に浸食していく。
食い散らかされて飛びちった血肉の断片が、岩壁を汚していく。
空っぽになった腹を満たす愉悦に狂った屍肉獣が、獲物を貪り続ける音が、深淵に反響した。
「第三の世界大戦の開始だ」
醜悪な腐肉獣の宴を眺めながら、始まりの合図を告げたのは、狂騎士だった。
1
2
3
4
5
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内