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木蔦(キヅタ)
2021-05-16 09:34:05
4227文字
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モテ期の南泉くんの話【ちょぎくに】※ちょぎ→にゃん←んば表現あり
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「そんなこと言われても俺はどっちも選ぶ気ないにゃ!!」
まんばと長義は怪訝そうな顔をして南泉を覗き込む。自分を選ばなかったことが不服なのか?と身構えた。
「お、俺は友人以上の感情はねーから
…
!」
しかし帰ってきた言葉は予想外の内容だった。
「猫殺しくんってまさか不能?偽物くんを見てもなんとも思わないの?こんなにかわいいのに?」
「南泉は長義の破壊力抜群な整った顔面見てもドキドキしないのか?視力弱いのか?」
「はぁぁぁ??」
ちょっと何言ってるかわからない。
「南泉、長義に壁ドンされてただろ?それなのに惚れてないのか?きゅんと来なかったか?」
「猫殺しくんは偽物くんのコロコロ変わる表情見ても、自分のものにしたいとか、食べたいって思わないんだ
…
随分風変わりだね
…
」
めちゃくちゃバカにされてる。(特に長義)
あとお前らはそう思ってるってことか。あんなに仲悪いのに。
「でもよかった、猫殺しくんが変わった性癖で。偽物くんはまっっったく好みじゃないし、眼中にないってことだね!」
「えっそうか!じゃあその考えでいくと長義のことも南泉の好みじゃないのか??好きになる確率は0%なのか??」
「いや猫殺しくんの1番は俺だよ。俺のことを折れてもいいくらい大事だと思ってるし」
「いやそれはお前が
…
」
「え!?そうなのか!?」
「でも俺は猫殺しくんのこと、これっぽっちも好きじゃないから付き合うなんてあり得ないけどね!」
「え!?そうなのか!?」
「泣いて乞われてもごめんだね」
「待て。なんで俺が振られた体なんだ」
長義がまんばの顎をすくう。
「だから偽物くん、猫殺しくんなんてやめて俺にしときなよ」
「え
…
!」
ボッとまんばの顔が赤くなる。
「猫殺しくんは俺のことが好きだから、お前は振られるしかないんだよ」
まんばは少し目を泳がせた後、恥ずかしげに言う。
「南泉には悪いが、俺は別に南泉のことなんて好きじゃない
……
」
「だからなんで俺が振られた体なんだよ!」
「俺は、長義のことが好きなんだ!」
「は!?」
「俺もお前のことが好きだよ!」
「はぁ!?」
目の前で成立したちょぎくにに、南泉は目を白黒させる。彼らの愛憎劇のために自分は今まで弄ばれていたらしい。
ひしっと抱き合うちょぎくにに、南泉は引くつく。
「イチャつくなら他所でやってくれ!!」
俺を!巻き込むな!
ちょぎくにHappy End! Foooooo!!
お疲れ様でした!お読み頂きありがとうございました!
にゃんくん!かわいそう!!
■どうでもいい設定
・2つの展開で迷いつつ書いた。
迷ってたのはまんばと長義の態度が意図的か否か。にゃんくんがただ単に「俺のことが好きなんじゃ?」って勘違いするだけで、ふたりにはまったくその気はないっていうネタ。
ただにゃんくんは常識人なので、勘違いするのは自意識過剰すぎるなぁと思ってこちらのネタを採用した。
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