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木蔦(キヅタ)
2020-05-11 00:00:15
8116文字
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女タラシの長義くんと生真面目なまんばちゃん【ちょぎくに】※女体化注意、現パロ
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蛇足の蛇足。
長義は毎日飽きもせず告白してくる。正直公衆の面前で恥ずかしいので、口を塞いだまま物陰に連れてったら妙に嬉しそうな顔をされた。解せぬ。
「国広、好きだよ」
耳元で囁かれる。よく壁ドンされる。告白が余りにしつこいので壁ドンし返したら、少し嬉しそうな顔をされた。Mか。
「長船、いい加減にしてくれないか」
毎日告白してくる長義をうざったく思い、まんばが抗議する。長義は聞く耳を持たない。
既に学部中の噂になっていて恥ずかしい。講義前とかに言われたりすると、近くの生徒が顔を引き攣らせる。恥ずかしくて、慌てて「やめろ」と言うとやっぱり嬉しそうな顔。
本当は嫌がらせでは?
部屋に押し掛けられたりもした。何故か長義は顔を赤くして「その、待ってるから、心配しなくても、大丈夫だから
…
」と言っていた。お茶は出さなくても大丈夫ということを言いたかったんだろうと思う。
そんなこんなで一年が過ぎた。
講義で前の方の席を陣取る。最早長義が自然な流れで隣に座る。
「国広、好きだよ」
「あーはいはい」
恒例の挨拶も適当に返す。そこでいつもなら済むはずだが、長義は口を尖らせてる。
「いつも俺が告白してるのに、国広は本気で受け取ってない。俺の気持ちを微塵も信じてない」
拗ねてる。
「こんなにも何度も告白しているんだ、一度くらい応えてくれてもいいだろ?」
確かにもう一年になるなぁ、飽きずに毎日なんて根性あるなぁ、とまんばは思う。
「お試しで付き合ってみるのはどうだろうか!嫌ならそこで断ればいい」
「お試し?しかし真剣な気持ちに対して、いい加減な姿勢で臨むべきじゃない」
「こちらとしては恋人として付き合うのがこんなにも楽しいと知ってもらいたい。そしてあわよくばこのまま本当に恋人になりたいという本音がある。」
「うーん??」
「だからお試しは不誠実などではない。チャンスをくれ
…
!」
むやみに期待させるのはどうかと思うが、本人がそれでいいならいいんだろうか?とまんばは考える。
「結局断るかもしれないが?」
「構わない」
「うーん、あんたがそれで良いと言うなら
……
」
「本当か!国広!」
わー!と満面の笑みで子どものように喜んでいる。
あなた達、ここ講義室ですよ。
この後、長義の巧みな話術で別れるタイミングを失い、まんばは徐々に絆されていき、いずれまんばは長義を好きになります。
蛇足の蛇足にお付き合い頂きありがとうございました!お疲れ様でした!
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