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木蔦(キヅタ)
2020-05-11 00:00:15
8116文字
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女タラシの長義くんと生真面目なまんばちゃん【ちょぎくに】※女体化注意、現パロ
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ちょぎくに
※女体化注意
※長義くんが女タラシ
※現パロ
まんばは大学生。同じ学部にいつも女の子を侍らせてる男がいる。女タラシ。山姥切長義。女の子をとっかえひっかえ。
まんばはそんな長義のことは「うわぁ」としか思ってなくて、関わらないでおこうと思っていた。
長義は眼鏡掛けてるんだけど、ある日まんばと出合い頭にぶつかって、眼鏡を壊してしまう。まんばは大慌てで謝る。
「す、すまない
…
!大事な眼鏡を
…
!こ、これから講義あるよな!?これじゃ出れないよな
…
!」
「いや別に構わない」
「でも」
「どうせ伊達だし」
「は?」
ちなみに長義はまんばに対し、女の子にふりまくような優しげな笑顔は一切ない。むしろ冷たい感じ。
「だ、だて
…
?」
「そう、知的な感じで女の子にモテそうだから付けてただけだよ」
まんば的にはファッションで眼鏡を付ける文化が理解できないので、ドン引き。
「し、しかし、壊してしまったのは俺だし、弁償する
…
!」
「いいよ別に」
「しかし
…
!」
「そんなに食い下がるなんて」
まんばはぐいっと長義くんに引き寄せられる。顔が近い。触れそう。
「俺に気があるってことかな?カラダで弁償してくれるとか」
「~~~っ!」
バチーンッ
紅葉をお見舞いする。
(なんなんだあいつは!なんて失礼なやつだ!!)
プンスカまんばは怒ってる。その日から、長義くんがまんばに突っかかって来るようになる。
「男と付き合ったことない堀川さんにはわからないかな」
とか
「そんな貧相な身体じゃ、モテないよね」
とか
「未だに処女だろ」
とかハラスメント的なことを言ってくる。長義が連れてる女の子達もまんばには悪いと思ってるのか、控えめに笑ってる。(結局笑ってることには変わりない)
まんばは長義くんのことは無視。だけど会うたび、絡んでくる。まんばは意外と根に持つタイプだなと思い、長義くんに言う。
「明日の講義後、空いてるか?」
「え?あ、空いてたらなんでって言うんだ」
「ちょっとあんたと行きたいところがある」
「な、なん
……
お、お前なんかが俺をデー」
「あんたは身一つで来てくれればいい」
有無を言わさず約束を取り付ける。
次の日、長義くんはかなりお洒落してまんばが好みそうな服で来てた。一方まんばは洒落っ気のない毛玉とか付いた着古した服。
「さ、行くぞ」
まんばは長義くんを連れてある店へ。
「さあ、どれでも好きなのを選べ。俺が買ってやる」
「は
……
?」
来たのは眼鏡店。いろんなのが揃ってる。
「あんた、眼鏡壊されたの根に持ってたんだろ?買ってやるから水に流せ。な?」
「お、おま
…
!俺がそんな小さな男に見えるのか!」
「違うのか?」
「違う!」
「もうなんでもいい、俺に突っかかってくるのは寄せ。正直迷惑だ」
さっさと選べとまんばが言ったが、長義くんはいやいいと言って帰ってしまう。
次の日何故か長義は一人で講義に来る。女の子は一人もいない。講義が終わって女の子達が長義に寄ってくるが、何やら断った様子。
まんばは天変地異か?と思っている。
「やぁ、堀川さん、一緒に帰らないかな」
「彼女と帰らなくていいのか?」
「彼女なんていないよ」
じゃあ今までの女の子達はなんだったんだ?と首を捻る。
「それより一緒に図書館でレポートをやらない?」
「レポート?いいけど
…
」
講義でわからないところがあるからまんばに聞きたいのだろうか。でもそれなら教授の所に行って質問した方が早いのでは?と考えつつ、二人で図書館へ。
一緒に課題を終わらせる。何故か長義は始終機嫌が良かった。
しかも頭が良いらしくまんばに聞くことなく、課題はあっさり終わらせていた。
補足だけど、まんばは美人。だけど真面目に講義受けてる事もあって、変わり者扱いされてる。ほとんどの人がサボるか寝てるか。変人扱いだけど美人だから同じ学部でまんばを狙っている人も多い。裏では人気がある。
別の日、女の子達がきゃいきゃい騒いでる。
「ね〜!長義も行こうよ!」
長義が誘われるが、いややめておくと断っている。女の子達はぶーぶー( ˘・з・˘)
まんばの所に来る。
「パソコン室で課題終わらせない?」
「あの子達、放っておいていいのか?」
「いいよ、俺がいなくてもかわらないから」
「あんた、意外と真面目なんだな??」
「まあね!」
「俺はもっと不純で節操なしで軟派で腰抜けで不真面目なやつだと思ってた」
「ま、まあね
…
!」
「しかも勉強したがりなんて、ガリ勉か?」
「
……
」
なんだか最近長義にまとわりつかれるなぁと思っている。昼ごはんまで一緒に食べるようになった。食堂のご飯が美味しいのか毎回嬉しそうに食べている。
「あのさ、堀川さん、その、そろそろ
…
」
「ん?そうだな、そろそろ他のやつの所へ行ったらどうだ?」
「は?」
「毎回俺にくっついてくる事ないんだぞ。ほら、あんたは頭良いから俺なんかと課題をしても何の役にも立たないし、話しててもつまらないだろ。お昼くらい他のやつと食べたらどうだ?」
「他の
…
!ほ、堀川さんは俺が他の子の所に行ってもいいのか!?」
「いいぞ。というか俺の許可がなんでいるんだ?お前の自由だろ?」
なんだか絶望に陥った顔をしている。
「そっか
…
そっか
……
」
「???」
別の日、レポートを図書館でやっていると、長義は珍しくまんばに聞いてくる。
「ねえ、堀川さん、ここの問題だけど
…
」
「ん?これはこの前の講義でやった公式にあてはめて
……
」
長義の方に身を寄せて説明する。説明してるのに相槌がない。
「おい、聞いてるのか」
「え、あ、すまない、ちゃんと聞いてるよ」
「というかこれくらいの問題、あんたいつもなら解けるだろ。俺を試したのか?侮るのもいい加減にしろ」
「いや、そういうわけじゃない
…
!」
「じゃあなんだ!言ってみろ。こんな基礎的な問題、解けるんだろ!」
まんばはプンスカ怒ってる。
「もしかして普段俺にくっついてくるのも何かからかってるのか?俺があまりにも惨めったらしく見えるから
…
。あんたペチャパイとか処女とか馬鹿にしてたもんな」
「ち、違う!」
長義は図書館だというのに声を荒げて、立ち上がる。
「お前の事が好きだからに決まってるだろ!」
「はぁ?」
好きって?彼女(本人は違うと否定)がたくさんいるようなやつが??何かの挨拶か?と思う。
「そういう冗談は嫌いだ、他所でやってくれないか」
「冗談じゃない!」
「本気だと?もっと嫌だ」
「!!」
「からかうのもいい加減にしてくれ」
「からかってなんかない!お前はどうしてそうなんだ!俺の気持ちがまったく伝わらない!他の子と全然違う!」
「比べられるのは嫌いだ。他の子がいいなら、行けばいいだろ」
「お前がいいって言ってるんだ!お前に惚れてる!」
ようやくまんばは告白されてる事を理解する。
「惚れてる
…
?俺に
……
??あんた頭おかしいんじゃないか
…
?」
「おかしくない!お前自分の魅力に気づいてないだろ
…
!本当怖い」
「???」
まんばは長義くんが何言ってるのかよくわからなくてきょとんとする。
魅力はないし、何が怖いのかよくわからない。
「お前が変わったやつだと思ってた、気になって仕方なくて、気を引こうとつい憎まれ口叩いて
……
。でもそんなんじゃダメだって気づいたから、お前の好きなタイプになろうと、お前のために他の女の子とは縁を切って、真面目に勉強してるんじゃないか
…
!」
「待て待て、俺のためって、複数の女の子と付き合うのは不誠実だし、大学は勉強するのが当たり前の場所だぞ?どの辺りが俺のためなんだ?」
ガンっと長義は机に頭を打ち付けた。痛そうだ。
しばらくした後、プルプルと長義が起き上がる。
「す、すまない、俺が間違ってたよ。悪かった
……
」
「あ、ああ。??」
「とにかく、お前のことが好きだ。付き合ってほしい!」
「すまない、俺はあんたのこと好きじゃない!」
ゴン、と再び打ち付けた。
「だ、大丈夫か
…
?」
「うん
……
うん
……
そうでないとね
…
他の子と違うお前だから好きになったんだ
……
。そういうお前だから
……
」
キッと長義がまんばを見る。
「これから毎日お前に告白するから、覚悟しておいてくれないかな」
「え、いやだ」
長義が大声出したせいで図書館にいる人達はこちらをジロジロ見ている。恥ずかしい。
「他人の迷惑を省みず、自分の意思を通そうとするやつはどうかと思うぞ
…
?」
「お前は俺の気持ちが迷惑なのか
…
!?」
「あっ、いや、そうじゃなく
…
!その
…
!恥ずかしいから!」
ジロジロとまだ見られている。こんなに注目されるなんてもう嫌だった。
なぜか長義は嬉しそうだ。
「告白されると?恥ずかしい?」
「ああ、見つめられるとどうにも居た堪れない」
「そっか、そっか
……
!」
なぜか笑顔。
「まあ、今日のところはその返事で我慢しようかな」
「なんであんたが偉そうなんだ
…
?」
「また明日、今日よりもたくさん伝えるから」
「いやいらないが」
「恥ずかしがるな」
「なんでそうなるんだ??」
いずれ、くっつきます。
ちょぎくに(近い未来に)ハッピーエンド〜!お付き合いありがとうございました!お疲れ様でした!
次ページは蛇足。長義サイド。
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