木蔦(キヅタ)
2019-02-16 03:28:24
9362文字
Public ちょぎくに シリアス
 

双子審神者の初期刀【ちょぎくに】



こっそり付き合ってたVer

昼間はあんな言い合いをしているが、長義と国広は実は恋仲だった。
夜、兄審神者の湖のほとりで、逢瀬を重ねている。
その時は人の目もなく、いちゃいちゃできる。

しかしある日兄本丸の刀剣に見つかりまんばは捕まってしまう。
兄審神者は「長義を唆した」だの「スパイ」だのまんばを罵る。
長義はもちろん否定するが「お前は騙されてるだけだ目を覚ませ」と聞いてもらえない。


初期刀が捕まったことを受け、弟審神者が引き取りに来る。
弟審神者の主張としては「唆したのはそっちじゃないか」とか「うちの初期刀は素直な良い子だから騙されたに違いない!」「うちの国広を手籠めにしておいてよくもそんな厚顔無恥なことが言える!」というもの。
傷物にされてるのはまんばだしな()

とりあえずまんばを引き取り、もう唆されないように本丸間に壁を作る。
門も別々に作り、一切顔を合わせられないようにする。
さらに護衛も付けて、向こうの初期刀が近づけさせないようにする。

まんばは夜、こっそり壁まで行って、会えないことを寂しく思い帰っていく日々が続く。
ある晩そこにいくと壁の向こうから声がする。

「そこにいるのはもしや国広か?」
壁の向こうには偶然にも長義がいた。
まんばは嬉しくて壁に触れる。
すぐ側に長義がいると思うだけで気持ちが穏やかになった。

「国広、このまま二振りで逃げないか?」
このままでいても現状は良くならないし、会えない日々が続きつらい。
それならばいっそ、一緒に逃げた方がいいと考える。
まんばは一瞬近侍の仕事や審神者のことが頭をよぎり言葉に詰まる。
返事がないことを拒否と取った長義が「すまない、馬鹿な事を言ったな」って苦笑するんだけど、まんばはその言葉に被せるように否定する。

「嬉しい。俺も一緒にいたい!長義と二振りでどこか、遠い場所へ。」

駆け落ちエンド。お疲れ様でした。
二振りは遠い地で末永く幸せに暮らしました。

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