spicy2drop
2024-11-29 22:55:25
5010文字
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おまけ@VRAINS

・小説にならなかった小話やネタの断片集です
・どうあがいてもネタバレの塊(すべて最終話後)
・メモのようなものなので読みづらさを気にしない方向け



・Aiなき世界

世界観的な
・プレイメーカー敗北世界線。Aiの分身が世界にバラ撒かれて半年後くらい
・プレイメーカーはある日突然失踪したとされている
・分身はオリジナルのAiをベースにした性格だがかなり個体差がある
・時間が経つにつれそれぞれの周囲の環境などと合わせてだんだんと個性が強くなってきている
・それぞれ個性に合わせて姿もカスタムしているので、オリジナルと同じ姿以外にも子供型だとか女性型だとか動物型だとかいろいろな分身がいる
・Aiの分身の数だけ物語があるオムニバス的な作品(という妄想。なんも書けてない)


↑の世界観の中のお話のひとつの設定

マスター
・ごく普通の男子大学生
・一般人でソルティスに搭載されている人工知能については「意志を持つ?とか個性がある?とか噂に聞く、ちょっと変わった人工知能なんだなー」くらいの認識
・のんびりした性格でソルティスへの接し方はわりとフラット
・ソルティスに命名するのは面倒くさいのでデフォルト名の「Ai」から音を貰って「藍」と名付けている
・実は「勇作」という名前なのだが、藍は絶対に名前を呼んでくれない


・世にバラ撒かれたAiの分身の1体
・丁寧な口調で喋り、穏やかな性格。いつもにこやかアルカイックスマイル。ひとりだとAiと同じ口調になる
・遊作のことを特に引きずりまくっている個性の持ち主(※分身たちは基本的に引きずっている)


*すごく中途半端な導入的なもの

「髪を切りたい?」
 目の前の青年が発した言葉に僕はきょとんとした。
「別にかまわないけどなんで僕に確認するのさ」
「SOLtiS用の人工毛は一般的なものに比べると少々値が張りますからもしも勝手な判断で短くしてお気に召さなかったときは困るでしょう?」
 青年はにっこりと微笑みながら答えた。
 たしかに。でも髪型とかそんなこといちいち僕に気を使わなくたっていいのにな。ま、人工知能だしこういうのもいちいち所有者に伺いを立てるものなのかな。などと僕はぼんやり考えていた。
 目の前にいる端正な顔立ちの青年はSOLtiSSOLテクノロジー社の開発した高性能アンドロイドなのだ。
「えっとSOLtiSも普通の床屋でいいのかな」
「いえ、定期メンテナンスの際に希望を申請すればカスタム可能です。メンテナンスは本日午後からなので先程許可をいただくと同時に申請しました」
 僕はといえば検索しようとスマホを手にしたところだというのに、手際が良いものだ。
「じゃ、いってらしゃい。藍」

 藍がうちに来ておよそ半年。
 最初はなんで僕なんかのところにSOLから新型アンドロイドのテスト利用権が送られてきたのかと驚いたものだが、SOLの製品利用者から無作為かつかなりの人数が選出されているらしく、藍の同型機や同じAIを搭載したカスタム機体はたまに街中で見かけることがあった。
 そんなわけで僕もちゃっかりと最先端技術のお世話になっている。藍がなにかと世話を焼いてくれるので、この半年で大雑把なぼくの大学生活はかなり快適なものになった。
 それにしても、髪を切りたいなんて欲求がAIにあるのかと不思議な感覚だが、藍のAIは元からの個体差に加え、人間との関わり方でさらに変化を遂げるのだと聞いている。まあそういう気分になることもあるんだろう。