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spicy2drop
2024-11-29 22:55:25
5010文字
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おまけ@VRAINS
・小説にならなかった小話やネタの断片集です
・どうあがいてもネタバレの塊(すべて最終話後)
・メモのようなものなので読みづらさを気にしない方向け
1
2
3
4
5
・遊園地にょたゆりデート
※アバター女体化
※CPではないつもりだがほんのり遊Aiっぽいかもしれない
※思いついたとこしか書いてないのでまとまりがない
*導入
「Ai、なんだこのアバターは」
LINK VRAINSにログインした遊作は、自分のアバターを確認すると渋い表情で傍らの人工知能に尋ねた。
「え~? なんのコト~? Aiちゃんわかんない~~」
悪びれる様子もなく、わざとらしく首をかしげる少女
……
いやそれは少女のアバターを使用しているAiだ。
DEN高の女子制服に身を包み、ご丁寧に髪型はサイドテールにアレンジしている。
「
……
」
今のAiの姿は普段の人間態アバターよりもだいぶ小柄で、遊作よりも少し背が低い。
遊作は無言でAiの前に立ちはだかるとその両頬をつまみ、ぐいっ、と左右に引っ張った。
その遊作の姿はというと
……
Aiと同じくDEN高の女子制服で髪型はセミロングになっている。シルエットから察するに体つきも少女のものになっているようだ。
「ひゃ
……
ひゃい。俺がやりまひた
……
ちょっとひたオアソビれ
……
」
「戻せ」
「うぅ
……
遊作ちゃん付き合いが悪い
……
どうせ誰もいないエリアなんだからさ、たまにはこんなノリでもいいだろー?」
二人が今いるのは、LINK VRAINSの一角にAiが勝手に作ったアミューズメント空間
――
Aiの使用するイグニスターAiランド、のカードの絵柄に酷似した遊園地だ。
遊作は少しなにか考えているようだったが、少し気まずそうにAiに背を向けながら呟いた。
「
…
こういうことをするなら次からは先に言え。俺だっていきなりこんな格好にされたら戸惑う」
「ふぇ? 遊作?」
「今回は付き合ってやる。そう言ってるんだ。約束だろ?」
「あ、ああ
……
」
「行くぞ。どこから回るんだ?」
美少女
――
元から女顔だが今は完全に女の子だ
――
の姿をした遊作は振り返り、きょとんとするAiに手を差し伸べながらそう尋ねた。
「つまり遊園地に付き合え、と?」
Aiの言葉に遊作は呆気にとられた顔をした。
「ああ、俺の作ったイグニスターAiランド! な、いいだろ?」
一度は自ら死を選んだAiの生命を、無理やりにでもこの世界に繋ぎ止めたのは遊作のワガママだった。
だから、その埋め合わせ
……
になるかはわからないが俺にできることならする、と伝えたのだが、Aiの返答は意外なものだった。
「まあ
……
そんなものでいいなら構わないが
……
」
男同士でか? と一瞬頭をよぎったが、言葉を飲み込む。約束は約束だ。
それにいつもふざけているようで計算高いAiの内心などそう簡単には読み取れない。全く理由がないということはないはずだ。
「なんか言いたそうな顔してるな? でも俺の許可がなきゃ誰も入れないエリアになってるし、もしどーしても気になるってんならアバターの見た目、いじっとくからさ」
あのときケラケラと笑いながらAiは言っていたが
……
まさかこんな女装、いや性転換?
……
とにかく、アバターとはいえ自分が女の姿にされるとは思ってもいなかった。
(ひとつ、この姿はあくまでアバターだ。ふたつ、ここには俺たちの他に誰もいない。みっつ、Aiも対等な姿を取っている
……
から、心理的ハードルは比較的低いんだが
……
)
「じゃ、まず絶叫系からな!」
ぼんやりと考えていた遊作は気づけばいつの間にか逆にAiに手を引かれる形になっていた。
思えば、自分の記憶にある限りでこんなふうに誰かに手を引かれてどこかに行くのは初めてのような気がする。
*ジェットコースターにて
「うぅ
……
酔った
……
」
青い顔の遊作はゆら、とよろめきながらコースターを降りてくる。
「へ? なんでよ。いつもデータストームをもっと派手に乗りこなしてるじゃんか」
「それはそれ、だ
……
どうやら自分で動きを制御できない揺れは
……
苦手だったようだ」
「ほぇー
……
そんなのデータになかったぜ?」
「俺も絶叫マシンなんて乗った記憶はないからな。試したことのない事象のデータがないのは当然だろう。やってみるまでわからないことなんていくらでもあるんだ」
「
……
」
*観覧車にて
「不霊夢のヤツが観覧車に乗りたがってたの、あのときはふざけてんのかって思ったけど、今ならわかる」
「ほんとはさ
…
アイツらと一緒にここに来たかったんだよ、俺」
「ひとりで逃げ回ってた頃、お前を利用しようとしてた頃、遊園地ってものの存在を知って、いつかまたアイツらと平和に暮らせたらサイバース世界に遊園地を作るってずっと決めてたんだ」
「ごめんな遊作。結局俺はあいつらのことが忘れられずに自分の都合でお前を引きずり回して
……
こんなヤツなんだよ」
「泣いていい。好きな姿で、好きに泣けばいい。ここまでどんな事があったって、今、お前は自由で、生きてるんだから」
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