sousakuyamamusume
2024-11-16 23:53:12
1626文字
Public 一次創作
 

フタリのナナシ

グッドエンドのナナシくんとバッドエンドのナナシくんが時空の捻れ的なもので遭遇してバトった後の話


「憐憫か?同情か?目の前の少女を救えなかったからと絶望した私に貴様は何をみている?」
「泣きそうな貴方を、みています。」
いや、正確には泣けないけど。あの、ものの例えというか。うん。
「世迷い言を。機械が心をもつものか。機械が涙など流すものか。」
何かが軋む音がする。僕の身体が軋んでいるんだろう。まぁ、だいぶ無茶しちゃったし。後で直さないと。
誰かが泣いている声がする。貴方の心が軋んでいるんだろう。貴方は、決して認めようとしないけれども。
「手遅れだ」
「いいえ。命あるかぎり手遅れなんてありません」
「お前は、なんなんだ」
「僕はナナシ。ちょっぴりアナタと違うけれども」
「ちがう。一緒に、するな」
ああ。
やっと、辿り着いた。