sousakuyamamusume
2024-11-16 23:53:12
1626文字
Public 一次創作
 

フタリのナナシ

グッドエンドのナナシくんとバッドエンドのナナシくんが時空の捻れ的なもので遭遇してバトった後の話


部屋の戸を叩く音がする。
「もしもーし、起きてますか?おーい。……おかしいなぁ、駆動音はするのに。」
……もう、構うな。」
そうだ。あとはこのスイッチを押せば、私は終わる。終われる。救われないまま、咎人として終了できる。
「貴方、まさか」
「武器を持たぬ貴様には何もできまい。」
ドアは内側から溶接した。邪魔されたくなかった。それに。
アレは、私が『死ぬ』のを見たくないだろう、から。
「だから」
「だから、なんだっていうんですか」
戸を叩く音が、いつの間にか鈍い金属音になっていることに、今更気がついた。