sousakuyamamusume
2024-11-16 23:53:12
1626文字
Public 一次創作
 

フタリのナナシ

グッドエンドのナナシくんとバッドエンドのナナシくんが時空の捻れ的なもので遭遇してバトった後の話

私は、アレが嫌いだ。
「また派手に散らしましたね。今日のタイトルは『堕天使の羽根』ってところでしょうか?」
私を励ますために下手くそな冗談を言うアレが。
「日本式、アメリカ式、フランス式……どの子守歌が良いと思います?」
私を宥めるために無駄な努力をするアレが。
「時間なら沢山ありますよ。僕は貴方を直せちゃうわけですし。だから気が向いたら、貴方のお話を是非聴かせてください。僕ばっかり喋ってたんじゃラジオになっちゃいます。お便り募集中ですよー。」
気を遣わせまいとしているのか、わざとらしいまでに明るく振る舞うアレが。
嫌い。憎い。恨めしい。
何故貴様は。
貴様は、もっと早く、私の前に現れなかったんだ。
全てはもう、手遅れだ。
だったら、ああ、そうだ。

終わらせてしまおう