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みたむら
2024-09-13 21:42:52
13246文字
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呪術夢:呪術廻戦の世界に飛んだ異世界人
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呪術廻戦の世界に飛んだ異世界人と分かったので帰ろうと思います。(仮)1
五条夢。続くか続かないか分からないけど、この日に投稿したかった。
あと、名前変換機能をテストで使ってみたかった。
※名前変換なしだとデフォ名(藤森沙奈)になります。
あと、分かる人に分かってくれたらいいです。「五条、誕生日おめでとう」
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着いた先はスイーツのお店にお持ち帰りで頼み、広い公園のベンチに私たちは座っていた。重い荷物を彼が持ってくれているため、私が買い出したクレープ二人分を持っていた。
ベンチに座ると「はぁー、疲れた」と背を預けている。
最初はお店の中に入る予定だったらしい。だけど、女性客が五条君を見てキャーキャー騒ぎ出してしまい、私たちは店内に入ることを諦め、売店のクレープで済ます程度にしたのだった。
「ったく
……
何なんだよ。そりゃ見た目も中身もばっちしな俺に惚れるのは分かるけどな」
「ははは。飛んだ災難、だね」
いや、ある意味これで良かったのかもしれない。なんせ、私の姿を見て女子たちが怖い目で睨みつけられていたからだ。気持ちは分かるが、私たちはただの同級生であって付き合ってる仲でもないんですよ、と心の中で訴えても彼女たちには伝わるはずもなく。
あのまま居座っても店員さんに迷惑かけるだろうし、私たちも食べてるのに味が分からないだろう。
クレープを彼に渡せば「ん」と受け取る。
いただきますと言ってクレープを一口頬張る。そういえば、倒れてからずっと何も食べてなかったのを思い出す。できればご飯が欲しかったけど、お昼前だから仕方ない。それにご飯を同級生に奢らせるのも変な話だし。
(そういうのはせいぜい恋人同士だよね)
そして忘れないように鞄から開けて財布を取り出す。
「クレープの分」
「いいって。大人しく奢られてろって。それに、これくらいでケチらねぇよ」
(そういえば、五条家当主になる人なんだから、金銭感覚違うんだっけ?)
呪術界の御三家の一つ、五条家なんだからお金持ちなのはすぐに分かるだろうに。元の世界では割り勘が主流になりつつあるため、時代錯誤していた。携帯もスマホではなく、ガラケー時代であり、女は男に奢られるものだっていう風潮はまだ濃い。それはこの世界線でも通用しているらしい。
(ああ、この時点で私おばさん感覚丸出しじゃない? 大丈夫なのかな私)
今更学生時代の気分になりきれるほど人間出来てない。そんなのできてたら今頃女優でも目指してるわ。
「労働後のスイーツは格別だわ」
「
……
そうだね。美味しい」
「お、おう」
正直屋台のスイーツなんて何年ぶりだろうか。とても美味しく感じる。そうやって庶民の味を知って大人でもスイーツ好き先生として君臨するわけだ。
何気なく言ったのに、何故か五条君は少し照れくさそうにそっぽ向いてクレープをまた頬張っている。
「その
……
悪かったな、その傷」
「五条君は悪くないよ。ぼーっとしてた私自身の落ち度だっただけだし」
「
……
何か悩み事か?」
そう尋ねてきた彼はまっすぐに私を見る。微かに覗く六眼。蒼い眼が私を射貫く。そう、それは首元にある蒼いペンダントのように。
「最近上の空だったろ? 授業に付いていけない、って感じとは違うみたいだし。本当に何ともない? 記憶飛んだとかそういうのないよな?」
「う、うん。本当に大丈夫だから」
――
記憶喪失ではなくて、これまでのことを思い出してきただけなんだけど。
このことを話してみたら頭がパニックになるだろう。彼らには彼らの青春を送ってほしいと思う。
原作があんな終わり方だったから余計に
――
。
こちらの世界線では五条悟は両面宿儺によって敗北・他界している。今の様子を見る限り、懐玉・玉折編のようなことが起こることさえ予想していないだろう。
――
私が別の世界線からやってきて、これから帰ろうとしているなんてことも隠していた方がよさそう。
まぁ、言ったところで「あ、そう。勝手に帰れば?」で終わるだろうけど。
私は無難に受け流し、もぐもぐとクレープを堪能している横で、五条君がチラリとこちらをずっと伺っていたのを私は知らなかった。
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