はじめに ~WrackTaleとは?~
制作者:夜月による自制作AUである「WrackTale(ラックテール)」は、本家Undertaleのオープニングにある「人間とモンスターの争い」がどんなものだったのかを深掘りした結果、別世界が出来上がったものです。通称、ラクテと呼んでいます。
このAUには「地上編」と、ゲーム本編と同じ舞台の「地下編」が存在します。
◇タイトルの由来
当初は同じ意味を持つ「Wrecktae(レックテール)」にしようと思っていたのですが、すでに存在しておりましたため、「wreck」の過去形「wrack」で仮決め。その後、物語を組み立てていくうちに同じような発音の「luck(運)」「rack(台、拷問)」といった意味も含められるのでいいな、ということで「WrackTale(ラックテール)」となりました。
なお「wrack」とは「破壊、荒廃、残骸、難破船、漂着物」という意味を持ち、元の言葉「wreak」には「人に危害を加える、復讐する、恨みを晴らす」などの意味があります。
◇作成経緯について
本家でもオープニングで語られる、人間と共存していた時間軸。そして、争いに敗れ、地下に閉じ込められたモンスターたち。
その経緯は?なぜ、争いが起きたの?と気になった夜月は、それならばそこから物語を組み立てようということで、ラクテは生まれました。
そして、本家の中でもあまり注目されてないけど好きなキャラクターに「ガーソン(ウォーターフェルのショップ店員。ふじりんごやビチャビちゃなどを売ってくれる。歴史に詳しい亀さん)」がおります。
某エイプリルフール動画で惚れました。
この方、本家でも唯一といっていいほどお年を召して描かれたキャラクターなので、絶対地上での出来事知ってるやろ!ということで、少し彼のことを書きたいと思ったのも作成のきっかけです。
制作者のガーソンさんへの愛
これは読まなくてもいいんですけど、ガーソンさんは本当にカッコいいの。某パロ動画で「さいらいする ゆうしゃ」ってもう本当に!セリフが一つひとつ最高なの!見て、みんな見て!そして惚れて! めっちゃカッコいいから!のほほんとしたお爺ちゃん亀さんが、本家G√で「相手していたら他の子が逃げる時間稼ぎになる」って、本当かっこよすぎます。最高です。愛してます!ちゃんと活躍させるから……ガーソンさん、BIG LOVE♡ここに!助かる!命があるから!もっとガーソンさん出して!見せて!みんなの思うガーソンさんをもっと見たいんだ!お爺ちゃんでも、若くても、ガーソンさんなら夜月はすべてを愛すから!頼むよ、見せて……大好きなんだガーソンさん(そろそろ黙れ)(遅い)
ラクテの世界設定
ラクテでは地上世界編(300年ほど前の過去話、本家のプロローグ部分相当)と地下世界編(現代。こちらが本編)の二部構成でマルチエンディング形式を予定しています。
◇セーブ、ロード、リセットに関して
当AUでは以下のように機能に制限があります。
・プレイヤー(主人公ではない)には原則リセット権限がない
リセットするには後述する「ケツイの結晶」に「博士の魔力」が触れたときだけ。
・データの削除、セーブ&ロードは可能
プレイヤーはリセットだけはできないですが、ゲームのデータごと削除およびセーブとロードは行使できます。
・ロードするごとに主人公はモンスターに近くなる
目に付いた生き物全てを強制的に殺害する(目安はロード30回目以降)出会ったすべてのモンスターとの戦闘で、カーソルが「たたかう」のみになり自動戦闘モードとなる(弾幕避けは自分で行わなければいけない)
・ゲームをやり直すにはリセットされるルートに行くか、データごと削除が必要
リセット顕現がないため、もう一度最初からやる以外に方法がありません。
・主人公は体内にリセットが可能なアイテム「ケツイの結晶」が埋め込まれている
この結晶はカリーナの魔力でのみリセットを発動できるが、その大量の魔力消費はカリーナを蝕み、彼女の存在も消滅させます(彼女は魔力さえあれば不死)
ネタバレ エンディングリスト(クリックで開きます)
WrackTaleでは、UNDERTALEのゲームをリスペクトしているため、いくつかのルートを考えています。すべてのルートをお話として回収できるかはわかりませんが、こんな結末を考えてますというのだけまとめさせていただきました。
◇完全皆殺しルート(G√)
避難しているモンスターも含め地下世界全ての生き物を殺すことで起こりえるルート。
すべての生き物には先住民のテミー族も含まれる(ゴースト族はそもそも殺害が不可能なので除外する)
ランシルとの戦闘後、謁見の間へ自動的に移動しトリエルも無言のまま殺害。通常は岩に埋もれて出入り口ではない場所に無理やり穴をあけ地上へ出る。
しかし、地上はすでに自身の知る地上ではなかった(無理やり穴をあけたことで時空がゆがみ未来へと飛ばされている)仕方なく地下に戻り、ウォーターフェルにて途方に暮れていたところ、突然現れたカリーナに結晶を取り出され強制リセットされる。
◇人間のみ殺戮(M√)
キャラ、フリスクのみを殺害した場合のルート。
カリーナによりモンスターのソウルなしで、主人公だけ地上に出られるが、自分の意思とは関係なく地上の人間を全て皆殺しにしていく。地上、地下ともにモンスターのみの世界となる。
主人公もこの場合は完全に人間ではなくなっている。
このルートの場合、カリーナは一切姿を見せず、リセットは起きない。やり直すにはセーブデータを消す必要がある。
◇ガーソンまたはアイレムを殺害(F√)
他キャラの生死問わず。
ランシルとの戦闘後、トリエル、そして突然現れたカリーナをも手にかける。
地上に出ようとしたところで、殺したはずのカリーナが最後の力で結晶を発動させ強制リセットを行う。
◇モンスターを一体以上殺害(N√)
殺害されたのがガーソンまたはアイレムならF√と同じ。
回廊にてランシルの審判を受け、謁見の間に行くとトリエルと戦闘となる。
戦闘終了後、トリエルにとどめを刺そうとしたところでカリーナによって結晶をとりだされ、強制リセットされる。
◇不殺(P√)
ランシル審判後、トリエルと話し、人間だった頃の記憶が蘇る。そのまま地下にて暮らす平和なルート(カリーナは行方不明に)
数年後、ランシルがラボにて偶然小さな鍵を見つける。そこにはカリーナの魔力が込められており「私の可愛い子たち、どうか、どうか幸せに」とメッセージが。
◇ほんとうのおわり(TL√)
地下世界のどこかにいるカリーナを探し当て、自分の中のケツイの結晶を取り出してもらうことでたどり着く、最後のルート。その際、主人公は完全に人間に戻る。
P√攻略時、ラボにてカリーナの手帳(鍵付き)と、エンド後ランシルから鍵をもらわなければならない。その鍵に込められたカリーナの魔力により、はじめて主人公がケツイの結晶で自分でリセットを行える。
その場合のリセットでは、主人公には特定の記憶(鍵をもらい、手帳を読み、リセットしたという記憶のみ)が引き継がれる。(別ルートに行くことも可能。ただし、P√後に強制リセットやデータ削除した場合は記憶もリセットされるため、再度P√を攻略する必要がある)
なぜこのようなことが起きたのか、謝罪とともに真実が明かされる。
***
このルートでは、トリエルとの会話後、ラボに行くと手帳と鍵を入手できる。
カリーナは 渡し守 として主人公の行動を見守っている。
審判→トリエルとの会話後に、彼女と会話が可能となり、手帳と鍵を見せ、
「自分の中にあるケツイの結晶を撮りだしてほしい」とお願いすると、
彼女の瞳から狂気が消え、正気に戻り、結晶をとりだしてくれる。
そのまま謁見の間へと彼女を連れて行くと、エンドロール(真相語り)が開始される。
※ここで彼女を連れて行かない場合は、P√エンド(主人公が完全に人間に戻っただけで他に変わりがない)と同じ流れになる。
***
地上では、人間国とモンスター国という二つの国が存在している。
他大陸は見えず、四方を海に囲まれた、およそオーストラリア大陸ほどの大きさの大地があるのみ(実際には海を越えた先に大陸はあるが、発見されていない)その大陸のおよそ8割を人間が占め、残り2割ほどをモンスターが占めている。人口の比率は人間9.9:モンスター0.1程である。
人間国は人口増加により環境破壊が進み砂漠化が進行している。
一方、モンスター国は人口増加が緩やか(寿命が長い事が主な理由)で、水源も森林がそろう豊かな土壌のままであった。
人間国の貧困を見かねたモンスター国が、両国の懸け橋となるように願いを込め、大昔(ラクテ地上編のおよそ500年前、先代の王の時代)に湖から川を引いた。そして、豊かな土壌で生産した人間用の食料を人間国へ輸出する。人間国はその見返りとして、様々な輝きを見せる宝石を輸出していた。(※)
両国は友好な関係を保ったまま、人間国王の世代交代のみが進んでいく。
(国交を結んで6代目が現在の人間国王)
そんな、平和な国交であったはずが、とある事件がきっかけとなり、人間国がモンスター国を潰そうと戦争が勃発した。
***
WrackTaleはその戦争からの物語を描いています。
中心人物は「カリーナ博士」。
彼女の行動により、この世界は地下編から箱庭ゲームと化してしまうのでした。
最適な結果を得るために。今日も彼女は流れに身を任せて
―― 。
◇イメージカラー
地上:白、黄色、緑
地下:黒、灰色、青。
◇地上と地下の大きな違いについて
時間の流れが違います。いわゆる浦島状態です。
地下で1日過ごすと、地上ではおよそ半月の時間が経過します。
10年も地下で過ごせば地上ではすでに150年が経過しているのです。
逆に、地上で2日間滞在した場合、地下ではたった3時間ほどのことなのです。
◇バリアについて
ラクテにはバリアはありません。カリーナ博士の作った魔法陣に置き換わっています。地上の世界にて「不要・いらない」と思われたもののみを通すというもの。そうでないものは地上のどこかに転送されます。
主に通ることのできるのは、いわゆるゴミ。資源ゴミは特にラボに持ち込まれ、研究・修理・改良のうえでモンスターたちの生活へと順応していきます。ちなみにパソコンはタワー型が主流(ノートパソコンは流れ着く時点で粉々になりやすいので再現ができていない)
たまに生きた人間やペットだった地上のいきもの、そしてそれらの遺体や死骸なども流れ着く。また、極稀にアマルガムも。アマルガムは見つけ次第、騎士団が討伐しています。
なお、本家で玉座の先にあるバリアの場所はただの壁で、地下から地上へと出る手段はありません。唯一地上とのつながりは、遺跡奥の縦穴とウォーターフェルのゴミ捨て場へと通じる水路だけ。ここの上方・上流に魔法陣が展開されています。どちらも逆走は不可です。
モンスターはみんな地上に出たいとも思っていません。そのため、人間のソウルを欲しがることもありません。しかし、人間に好意を持っていないため、もしも話しかけられたらまずはバトルとなるでしょう。
◇補足:機械類について
先ほどの時間軸でも話した通り、中世~近代へと地上が時間経過する過程で、地下に流れ着く機械類などにも変化があります。
地下移住直後は機械はオルゴールくらいのカラクリに近いものしかなかったが、本編軸に近づくにつれ徐々に基盤のある家電などの機械類が流れ着くようになる。
本家と同じく携帯電話がある。スマホについては「小型通信機器」として、ラボ職員しか持っていない(カリーナは持っていても使い方がわかっていない)
なお、それらの機械類を民間でも利用できるように魔力で動くように改造し、普及させているのは後述のランシルです。
◇地下の時間軸
地上世界での戦争終結後、モンスターたちが地下世界に移住して20年の年月が過ぎた頃から開始されます。ただし、それは地下世界での時間のこと。地上ではすでに300年が経過し、人間たちはモンスターとの戦争の記憶もおぼろげなものになっています。
地上編が現実で言うとおよそ中世(1600年代)くらいのイメージ。地下本編中の地上はおよそ近代(1900年代)というイメージです。
時折、人間世界から流れ着くさまざまな残骸がその年月の経過を物語ります。
◇補足:食事情
地上でも地下でも、種類も量も豊富な食事を楽しんでいます。
材料はすべて魔力に変換される食物。人間が食べても害はなく、傷の治りが早くなる程度で腹が満たされることはない。
地上では人間専用の食料も生産していたが、地下では不要なので生産されていない。ゴミ捨て場にも流れ着かない。食料は地上の人間が滅びない限り、絶対に完全に不要とならないため魔法陣によって必要としている人の元に飛ばされる。
ウォーターフェルとホットランドの一部にこれらの大きな農場がある(本編で主人公が行くことはできません)騎士団が管理している。
◇補足:国の体制や職業など
王族(ドリーマー家)
地上時代、モンスターたちをまとめた初代の魔力を引き継ぐ一族。
分家などもある。
基本は直系が長となるので、本編軸の長はトリエルである。
しかし、彼女は戦争と、その引き金となった事件により精神を蝕まれている(詳細はキャラクター説明にて)
直系がアグリエル、トリエル、アズリエル。
分家がアズゴア。
本編軸ではトリエルがニューホーム(城)に一人残り、アズゴアとアズリエルはホーム(遺跡)にいる別居状態。愛がないわけではないし、むしろ愛ゆえに別居を選択している。
騎士団
一番大きい組織。簡潔に言うと警察機関と食料管理機関。
ウォーターフェルに駐屯所があり、畑や農場などの食料生産地の管理を女王から任されている。地下娯楽のひとつ「ライブ」の運営もラボ組と共同で行っている。
ガーソンを騎士団長とし、アルフィーとアイレムがそれぞれ副団長として支える。
なお、「ライブ」では主にアルフィーとアイレムがダブルセンターで歌って踊る。
基本、テレビ番組は彼ら騎士団のことばかり放送されている(主にラボ組の趣味で)
ラボ組
研究員の集まり。かつては戦争の兵器などを生産する機関であったが、現在の主な仕事はゴミ捨て場で拾ってきた使えそうなものを民間に普及させること。騎士団オタクが集まるとも言われているし、実際そう。ただし、アルフィーとアイレムに手を出そうとすれば副所長たちが黙っていない。
カリーナが所長であり、アンダインとランシルがそれぞれ副所長として、2対のラボを管理している。地下もあるようだが、そこは所長以外立ち入り禁止である。
ランシルの管理するラボ(全3階建て)の1階は、家電量販店のような形であり、バガパンとナイスクリームガイが受付、販売員として働いている。
ランシルは家電・製薬を担当し、アンダインはそれ以外の機械(コアや工場の機械などの大型)を担当している。
◇マップと小ネタ
ラクテの地下マップはおおよそ本家に近い構成ですが、細かいところで以下の変更点があります。また、一緒に小ネタもまとめておきます。
※PC版を参考としているため、イヌじんじゃなどはありません。
遺跡、ホーム
・アズゴア、アズリエル、そしてキャラがいる。
・遺跡のパズルは解く必要がなく、すべて解除済。
・トリエルの部屋は元々ない(ここに住んだことがないため)
スノーフル
・アイレムの管轄。ワンボーやイヌッサなど騎士団の犬団員とともに見回りしている。
・ウサギの姉妹、ホテルを経営していない。どちらも、雑貨屋で妹が食料品、姉が日用品や雑貨を取り扱っている。
・アイスウルフは、その氷を削ってかき氷屋をしている(後述参照)
・骨兄弟の家はスノーフルで一番大きい。3階建て。ペンションとしていろんなモンスターが遊びにくる(主に騎士団とアンダイン、アルフィーがアイレムの料理を食べ、泊りにくる)
・オワライチョウの両親は戦死している(他モンスターも親世代が欠けていることが多いが、このモンスターは父母ともに出てくるため言及している)
ウォーターフェル
・アルフィー、モンスターキッドの管轄。
・大きな農場や牧場があり、食料生産地として騎士団が管理している。
・アンダインの家は騎士団の駐屯所になっている。
・ナプスタ、いとこの家、カタツムリ牧場はない。
・ガーソンのお店は店ではなく、ただのガーソンの家になっている(買い物はできない)
・オニオンさんは騎士団が管理する畑にお水を撒く手伝いをしている。
・セイレーンやアーロンも農場の手伝いをしている。
ホットランド
・ラボはアンダインの管轄。フリスクを保護している。
・メタトンがいないため、MTT関連の施設、舞台などはない。
・MTTホテルだった箇所はランシルの管理するラボになっている(脇のブラッディ、キャッティのお店は健在です)
・本家の真実のラボ位置はカリーナの管轄。他職員は立ち寄らない空間である。実は特に何もなく、彼女の私室があるのみ。本棚が調べられる。
・本家では露店のマフェットだが、同じ場所にグリルビーズに外観の似た喫茶店を構えている。ドーナツはひとつ7Gなので安心してほしい。
・おえかきクラブへの案内はランシルのラボ、2階の奥にある(クラブの場所などはそのままです)
コア
・移住当初はアイスウルフの投げる氷で冷却が必要だったが、本編軸直前にアンダインにより、効率的にマグマを魔力エネルギー化することができたため、氷が不要となった。
・ランシルのラボ3階からコアへ繋がっている。
・パズルは警備システムとしてより複雑になっている。
城、ニューホーム、最後の回廊、謁見の間
・ニューホームはトリエルが住んでいるが、すべての部屋が施錠されていて入れない。
・暖炉横の本棚には、主人公とともに映る若き日のトリエル、アズゴア、ガーソンの写真が貼り付けられたアルバムがある。
・キッチンには食べかけのアップルパイと飲みかけのビチャビちゃが置かれている(アイテム化できる)
・最後の回廊にはランシルがいる。
・棺の並ぶ部屋には、棺がなく、ひとつの慰霊碑がある(戦争により亡くなったモンスターたちへの慰霊碑)
・謁見の間、トリエルが玉座でうたた寝している。
・謁見の間には金の花は咲いているが、手入れはされていないため、雑草も多くあまり見栄えは良くない。
・本家にてバリアがある場所は、ただの岩壁。なにもない。
***
モンスターたちは、もう誰も地上に出ようとは思わない。
人間たちが犯した「 」を忘れていないから。
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