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MN*B
2024-06-23 02:56:07
11045文字
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夏油兄シリーズ:pixivバックアップ
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虎杖悠仁っていう檻に捕まって出られない原作知識有り夏油傑の兄(死亡済み)だけど、死後が長いんだわ
――夏油傑は生きている。
固定名有り。男主。原作沿い。立場成り代わりもの。
世界(原作)の強制力に抗う系主人公。ただし悪役。
前話と同じく、なんでもモーマンタイな方向け。ネタバレ含む。
前話【
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21384239
】
シリーズ【
https://www.pixiv.net/novel/series/12070966
】
次話【 まだ 】
前話までのコメントやスタンプなど、ありがとうございました!
#夢術廻戦 #オリ主 #男主 #夏油傑 #五条悟 #虎杖悠仁 #宿儺(呪術廻戦)
2024年6月3日 01:46
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夜蛾による虎杖の面談も無事に終わり、虎杖の呪術高専入学が正式に決まった。
これから案内に移る、といった所で、その前にと夜蛾が虎杖に尋ねる。
「夏油任と話すことは可能か?」
「できると思うけど
……
あれ」
虎杖は小首を傾げて、こめかみに指をあてた。
「なんか静かだなーとは思ってたんだけど、返事がなくて」
「いなくなった、と?」
「それはないですよ。限りなく気配が薄い、もしくは薄くしてるんでしょう」
部屋の隅に居た五条が口を挟む。
夜蛾は複雑そうに息を吐いて、サングラス越しに目を下に落とす。
「
……
わたしには会わないというわけか」
「聞かれたくないこと俺も聞いちゃったんかな。それか疲れて寝てんのかも? 幽霊が寝んのか知らんけど、宿儺の指を呑むとアイツも大変みたいだし」
「それってワンチャン、指取りこみまくれば任って消える?」
「そこまでは俺にも分かんないけど」
割と容赦がない五条に、虎杖が気まずそうに答えた。
夜蛾はとげとげしい態度を隠さない五条に「いい加減にしろ」と軽く窘め、虎杖に向き直った。
「まぁいい。両面宿儺に比べればまだ対処ができる相手だろう。厄介であることには変わりないが」
「対処するの誰だと思ってんですか~? やっと終わったと思ったのに、死んでもめんどくせーヤツだな」
五条の後半の言葉は、ほとんど独り言だ。だが、それが聞こえていた虎杖は「この先生、ガラ悪ぃ〜」と若干引き気味である。
そんなやり取りがされている中を窺うように、扉が僅かに開いた。その後、さらに開けられた扉から夏油傑が顔を覗かせる。
「終わりましたか」
「ああ。案内をしてやってくれ」
「傑、後よろしくー」
「悟
……
そうかい。わかったよ」
夏油は呆れた様子で了承すると苦笑を浮かべた。そして虎杖を手招きし、大人しく従う虎杖を連れて、夏油はその場を後にする。
「気を悪くしないで欲しい、悟も結構気分屋でね」
「聞こえてんぞ」
部屋の奥までわざと聞こえるように言われた言葉に、五条が減らず口を叩いた。それに返事はなく、そのまま扉は閉まる。
それを確認してから、五条は夜蛾に向き直った。
「責任、感じてるんですか? 受け持ちの生徒でもないのに」
五条は理解できないと言わんばかりに眉根を寄せた。しかし夜蛾もそれに同意するように「そこなんだ」と返す。
「任は傑の兄だが、わたしの受け持ちではなかった。だからこそ不可解に思うことがある」
眉間の皺を深くして、夜蛾は呟く。
「彼と天元さまとの橋渡しをしたのは、わたしなんだ」
見開いた青い眼が蝋燭の明かりを受けて揺らめいた。
夜蛾正道
夏油兄とは関わりが薄かった。
当時は模範的な学生だと聞いていたので、夏油兄から天元と会うことを要求されたときは驚いた。
橋渡し役に選ばれた理由が未だに分からないままでいる。
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