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enoki181
2023-12-02 21:52:57
18283文字
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【七不思議レポート】宿口友子と西田雪乃の場合【プレイログ】
ソロジャーナル「七不思議レポート」
https://talto.cc/projects/IiQj64HiYYIwQrR8drTPy
1
2
3
4
8日目
1d10+2+3 (1D10+2+3) > 8[8]+2+3 > 13
『調査中に、言い争いになってしまった。進展なし。』
翌日の放課後。授業終わりに後輩の教室まで出向く。走ったかいもあり、出てきたところを捕まえることができた。彼女は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに不機嫌な表情になる。
「なんですか」
「昨日の話の続きをしよう。やっぱり私はこのまま調査を続けるのは危険だと思うよ」
「先輩は心配性ですね。何かあったとしても自分でなんとかしますから。大丈夫ですって」
後輩はそう言って笑うが、全く信用できない。
「
……
実は、前も似たようなことがあったって言ったら? 私は以前にも、七不思議の調査を手伝ったことがあるんだ」
あの時は本当に肝を冷やした。今回は無事に帰すことができるだろうか。不安になったが、とにかく説得するしかないだろう。
「その時は何があったんですか」
「それは
……
」
言いかけて口をつぐむ。
「
……
とにかく、今回も心配なんだ。わかってよ」
「先輩は私を馬鹿にしているんですか?」
思わず強い口調で言われ、私はびくりと肩を揺らす。それから目をそらすと小さく呟いた。
「馬鹿になんてしていない」
「そう、なら言い方を変えましょう。
……
君は、私を見くびっているんじゃないですか? 私が先輩の指示に素直に従うとでも思ったんですか?」
「そんなつもりは
……
」
「あるでしょう? 私の身を案じているだなんて言いながら、本当は自分の保身ばかり考えているんじゃないですか?」
彼女の言葉に胸が抉られるようだった。違うと言いたいのに言葉が出てこない。確かに私は彼女を守りたいと思っているが、それだけではないのは確かだった。
だが、それが伝わらないのであれば意味がない。私は口を閉ざした。その様子を見て後輩はため息をつく。
「もういいです」
雪乃が背を向ける。私の足は固まってしまって、追いかけることができなかった。
9日目
1d10+2+3 (1D10+2+3) > 6[6]+2+3 > 11
『つい2人で遊んでしまった。今日やるはずの調査はやらなかった。調査値−1』
調査値:2→1
放課後、私は雪乃の教室の廊下で待っていた。昨日喧嘩別れをした手前、気まずさはあるのだが。
私を見つけた雪乃は、はぁ、と溜め息を吐く。それから無視をして離れようとしたので、腕を取った。
「先輩、無理についてこなくていいんです。私はもともと、先輩の体験した七不思議を聞けたらそれでよかったんです」
「よく言う。次の日にトイレまで連行しておいて」
あの時、振り解こうと思えばできた。できなかったのだから私は今ここにいるんだ。見て見ぬふりができるのなら苦労しないってこと。
「というわけで、今日は私に連行されてもらおう」
は? なんて不思議そうな声は無視をする。そのまま学校を出て遊びに繰り出した。実に女子高生らしい放課後だ。七不思議よりいいじゃないか。
君だって、本当はこの手を振り解いてしまえるんだろう。されなかったことに期待してもいいのかな、私は。
10日目
1d10+1+3 (1D10+1+3) > 9[9]+1+3 > 13
『調査中に、言い争いになってしまった。進展なし。』
「今日は調査をします。他の事で気をそらさせようとしたんでしょうけど、無駄です」
後輩は険しい顔できっぱりと言い放つ。
「先輩は『七不思議の調査を手伝った』と言いました。何かあったんでしょう。でも私はその人とは違う。重ねないでください」
「重ねてなんか
……
」
「その人は誰ですか? どうなったんですか?」
私は言葉に詰まる。
「
……
わかりました。言いたくなければ、それでいいです」
「
……
ごめんね
……
」
私はつぶやく。私の力不足で、あの子は消えてしまったのだ。
――
でも、彼女は今ここにいる。あのときとは姿が違うけれど、それでも私には分かる。
「
……
やっぱり、先輩はときどき、私を見ていません。それで説得なんか無理です、されてやりません」
雪乃はムキになっているらしいが、私もハッとさせられる。何を考えていた
……
?
「私
……
私は
……
違うよ、違う
……
!」
「違わない!」
彼女の叫び声が響く。私の頭だけじゃなく、廊下にも。
放課後の廊下は人がまばらにいて、喧嘩?と潜めた声が聞こえる。様子を窺っているらしい。
「興醒めしました、今日は止めにします。先輩の勝ちだと思わないでくださいね、明日からは再開するので」
雪乃は去っていく。私は背中を眺めることしかできなかった。
11日目
1d10+1+3 (1D10+1+3) > 4[4]+1+3 > 8
『霊現象の噂を追った。しかし、何も起きない。起きなかったよね? 調査値+1、霊障値+1』
調査値:1→2
霊障値:3→4
放課後にまた廊下で待っていると、雪乃に変な目で見られる。無視して歩き出した彼女の隣に並んだ。
「今日は何を確かめに行くの?」
止めようとせず、調査に協力するアピールをする。訝し気に横目で見てくる後輩は、しばらく黙って歩いた後にやっと口を開いた。
「霊の噂です。場所は、この学校の旧校舎」
「いかにもって感じだ。何が起きるの?」
「よくわかりませんが
……
人気のないところには霊が出るのでしょう?」
「いやそうかなぁ?」
旧校舎か
……
あそこって、まだ取り壊されていないんだっけ。
旧校舎で何かが起きる。七不思議のひとつにそれが入っているのかな? いや、噂だから、何が起きるかなんて決まってないのかな。ふわふわしすぎて調査するに値するんだろうか。むしろそれだから調査するんだろうか。
「ところで、旧校舎ってどこにあるんだっけ?」
「それは
……
あれ?」
足を止めて顔を見合わせ、話を擦り合わせる。お互いに旧校舎があることを当たり前だと思っていたけど、見たことが無いし、聞いたことがないかもしれない。
「七不思議の調査をはじめたとき、あそこも調べなきゃ、って思ったんです」
「
……
七不思議と聞くと旧校舎を思い出す。そんな怪現象だったりしない、よね?」
「まさかぁ
……
」
結局旧校舎はわからずじまいで終わった。
12日目
1d10+2+4 (1D10+2+4) > 1[1]+2+4 > 7
『霊現象の噂を追った。しかし、何も起きない。調査値+1』
調査値:2→3
新しい霊現象の噂を仕入れた。現場に行ってみるがなにも起きなかった。
13日目/3つ目の七不思議
1d20+3+4 (1D20+3+4) > 17[17]+3+4 > 24
※調査値+霊障値の合計が7以上で、霊障値が調査値を上回っているので使用ダイスが変化
『★七不思議解明! それは過去に起きた事件と関係していた。調査値+1、霊障値+1』
調査値:3→4
霊障値:4→5
★:2→3
場所:像の前、オブジェの前
今日こそ七不思議の解明をするんです、と後輩が息巻いている。
「校庭にある像が動くらしいです」
「あの像って、そんなに古いものじゃないよね?」
「昔の出来事がきっかけで設置されたらしいんですけど、それがかなり怖いらしくて
……
」
「七不思議そのものより背景を調べてみるのは?像は動くだけなんだよね?」
後輩が目を丸くする。
「意外とノリノリですね。ちょっと前まで止めたがっていたのに」
「うーん
……
。なんか、考えが変わったというか」
私は肩をすくめる。
「旧校舎について、私が調査していて分かったことがあるんだよ」
「ふうん?」
後輩が首を傾げる。
「七不思議って、誰かが噂を流してできることが多いんだけど、旧校舎の噂は多分意図的に流されてないんだよね。怪談には不自然なくらい登場しないし」
「言われてみれば」
後輩は不思議そうにしながらも、納得して首を縦に振った。
「幽霊じゃなくて人間ががっつり関わってるなら怖くないし、積極的に動いてもいいなって思った。そういうこと」
「へー
……
私は先輩が協力してくれるのならなんでもいいんですけどね」
楽しそうに笑われて、ちょっとこそばゆくなった。私にまだ隠し事をしている負い目があるからかなあ。
***
校庭の像が設置されたのには、ある事件が関わっていることがわかった。それは、昔
……
といっても、昔話のように前じゃない最近だが。この学校で生徒が亡くなったという事件だった。事件に関する想いや思い出をずっと胸に刻んでおけるように、らしい。
「それなら、実は像が動いてるって皆の話題に上がるくらいでいいのかもしれないね」
とまとめ、実際にどうかは検証しようとせずに帰ろうとして後輩に止められる。
「本当かどうか確かめないんですか?」
「うん、興味ない。それより、事件の詳しいことがこれ以上でてこないし、確実に人間が関わっていることの方が面白いね。雪乃が一人で行って来たら?」
「えー」
結局一緒に帰ることになった。後輩って実は怖がりなんじゃないか? なんで七不思議なんか調べているんだか。
14日目/4つ目の七不思議
1d20+4+5 (1D20+4+5) > 7[7]+4+5 > 16
『★七不思議に遭遇! 怖ろしい事態が起きた。霊障値+1』
霊障値:5→6
★:3→4
場所:理科系あるいは社会系の特殊教室
「『理科室には開かずの間がある』という噂を確かめましょう」
どうくすねたのか、後輩は理科室の鍵を用意していた。授業終わりから時間の経った放課後、人の少なくなった時間に理科室へ入る。
「授業で使ったことはあるけど、そんなのなかったけど」
「頻繁に来るわけじゃなく、観察もしないでしょう。気付かないことはありますよ。それに、理科準備室の方なんて見たことないでしょう?」
確かにない。理科室に続く隣の部屋が理科準備室だが、教師が授業の準備をする部屋だということしか知らない。足を踏み入れると、理科室よりも散らかった印象を受ける。雑多に本やら標本瓶やらが置いてあった。けれど開かずの間らしき扉はない。
理科室に戻って来る。後輩が何気なく掃除道具入れを開け、あっと声を漏らす。
「これは確かに、開けるのが怖いですね」
埃にまみれた狭い空間の中、鍵付きの扉があった。掃除道具入れの中にあるというのに汚れた気配はなく、他の場所と同じ輝きを保っているのが余計に恐ろしい。
「鍵は
……
ないよね、開かずの間なのだから。じゃあ確認もしたし、帰ろう
――
」
その時、恐ろしいことが起った。開かずの間だと思っていた扉が開き、中から白く細い手がにゅっと伸びてきた。扉はすぐ閉められたが、鍵がかけられた様子はなかった。
「今の見た!?」
後輩の方を見ると、彼女は真っ青な顔でこちらを見ていた。どうやら見間違いではなさそうだ。
「
……
噂って本当だったんだ」
少し動揺しながらそう言ってみると、後輩の目に色がもどった。私もそうであるように彼女も怯えたのではないかと思えば、先輩らしく振る舞おうと逆に冷静になる。
「あの手、明らかに中に誰かいたよ」
「七不思議かも知れませんね」
「いや絶対何かいるから。もうやだよ」
「私もです、早く帰りましょう
……
」
「後輩は結構怖がりだね。なんで七不思議なんて調べてるのさ」
「それは
……
じゃあ、明日ならお話してあげます。明日の先輩が忘れていなければ」
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