【あしゅやよ】安全地帯

【ダークギャザリング】で月蝕尽絶黒阿修羅×寳月夜宵
黒阿修羅くんと夜宵ちゃんが意思疎通を図るお話。
※実際は爆速日程なのであればいいな程度に見て頂ければ


愛依を助けるべく京都に出向き泊った宿でのこと。螢多朗が風呂に入っている間に着替えを済ませていた詠子が何かゴソゴソしている夜宵の背中に声を掛けた。
「何してるの夜宵ちゃん?」
首だけ振り返った夜宵の背中越しにのぞき込めば一輪のたんぽぽが一冊の本に挟まれていた。
「栞にしたくて押し花作ってる」
声を掛けた詠子に返事をしつつ、夜宵はたんぽぽを挟んでいた柔らかな紙を新しいのに取り換えた。
「いいね、可愛くて素敵」
「大事なものだから残しておきたくて」
たんぽぽに向けられた夜宵の優しい眼差しに詠子は微笑み「そっか」と彼女の傍にしゃがみ込み慈しみの籠った手で頭を撫でたのだった。