あのひからずっと、こわくてくらくて、さむくて、いたくて、かなしくて、ゆるせなくて、おなかがへってへってどうしようもなくて、たくさんいるおかあさんをにくだんごにして、たべてもたべても、たりなかった。
だけど、おかあさんじゃない、かわったひとみのおねえちゃんが、やくそくしてくれたから、ぼくはちいさくて、やわらかいからだに、はいった。
すごくいたくてつかれたぼくを、おねえちゃんがだっこしてくれた。すけっちぶっくもかえしてくれた。
ぼくをだっこしてくれる、やさしくぎゅっとしてくれるおねえちゃんに、ぼくはおとうさんがぎゅっとしてくれたのをおもいだした。
おねえちゃんは、ぼくみたいのがたくさんいるへやに、ぼくをいれてくれた。べらんだじゃないへやはあったかい。
ぼくをぎゅっとしてねむるおねえちゃん。あったかくてやわらかいおふとんの、ぼくにてをさしのべてくれたおねえちゃんのうでのなか。
──いいにおい
ぼくは、ちいさくてやわらかいからだのなかにはいったからだをまるめて、おねえちゃんをみながらねました。
なんのゆめかはおぼえてない。でも、こわくなくてさむくなくていたくなくておなかがすかない、そんなゆめをすこしだけみたきがする。
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