豆炭々炬燵
1710文字
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【ドラクエ】受け継がれし記憶【ビルダーズ2】

1の世界を知っているからこそ2の世界を見てはむせび泣く

さてと。いっちょ頑張りますかと奮起した矢先の出来事。今回も恐らく一人で素材を集め拠点地を強化すべくフィールド散策に赴くのだと思っていた。
しかし、掛けられた言葉と目に映り込む光景に息を飲んだ。かつての世界はたった一人しかビルダーがおらず物作りとなれば必然的に一人で全てを背負い補っていた。共に戦闘をしてくれた、荒廃した拠点開拓を協力してくれた仲間はいれど物を作り生み出すものがたった一人だけだった事実に変わりはない。
だが、どうだ。この世界この時代では誰もがビルダーになれる素質を持ち溢れている。なにより隣に誰かがいてくれる感覚に視界が揺らぎ歪んだ。

「お前なに泣いてんだ? ひとりじゃない、みんなで作れることが うれしくてうれしくて 涙が止まらない? オレと一緒にフィールドまわれて 楽しいありがとうだって? オレは一緒に物作りできねぇけどよ オレもお前と一緒にいると 楽しいぜ! ってなにまた泣いてんだ?」