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豆炭々炬燵
5314文字
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SSSS.GRIDMAN
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【マク裕】透き通る海空の味【キャリ裕】
当たり付きアイスを食べる二人のお話(マク裕)と、ラムネ瓶に入っていたビー玉をもらうお話(キャリ裕)と三人で復旧待機していた時のお話。
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「き、気が付いたか」
ぼんやりする意識の中、声のした方向へ目を向けた。
「キャリバーさ、ん?」
なんか六花の家のソファで起きた時みたいに頭がふわふわする。仰向けになっていた体を起こし瞼を瞼を擦りながら改めて周りを見渡す。
あれ
…
?ここ、どこ?たしか言葉を話す怪獣
…
、じゃなくて人間と戦っていて──!
「そうだグリッドマンは!?」
『私はここにいる裕太』
画面越しじゃない。はじめて合体する前に入り込んだ不思議な空間で出会った彼が精悍な面持ちで膝をつき案ずるように顔を覗き込んでいた。
「良かった。怪我とか平気?」
『問題ない』
「グ、グリッドマンを復旧した。怪獣に負わされたダメージはもう、ない」
「ありがとうございます」
「い、今はあの怪獣を待ち伏せている状態だ」
怪獣。その言葉を聞いて内海に言われたことを思い出す。もし今まで戦っていた怪獣が実は人間だったら
…
。
「(戦えない)」
自分の所為で負け下手すれば命の危険だってあったにもかかわらず未だ戦うことに躊躇する。
光の帯が上に向かって流れていくこの空間では時間感覚があやふやで正確な時間が分からない。
『裕太、私は君と合体しなければ戦えない』
「だけど、人間とは戦えない」
一人ぐるぐる悩んで出口のない迷路に迷い込んだみたいだ。膝の上に置いた手を強く握りしめ俯いていると、上から影が降りてくる。見上げるキャリバーさんが此方を見下ろしていた。
「お、俺達は怪獣と戦わなければならない。戦わなければより多くの人が死ぬ」
「それは
…
」
その先の言葉は喉の奥から出てこなかった。
再び視線を自分の握りこぶしに落とせばキャリバーさんがしゃがみ込み小首を傾げた。
「か、怪獣本人にお前は人間かどうか。き、聞いてみればいい」
「なるほど。もし怪獣は怪獣で人間じゃないなら戦える!」
『ならば私が相手に聞こう』
「ありがとうグリッドマン」
その時逆パターンだった場合、どうするのかという疑問すら抱かずキャリバーさん、グリッドマンの三人で怪獣が再び出るのを待ち続けていた。
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