豆炭々炬燵
3732文字
Public ONE PIECE
 

不可視のつながり

夢の中じゃ普通に逢えるし見た記憶もばっちり覚えているコアラと,夢の中以外でも普通に彼女の傍にいて彼女や他の者(一部例外者あり)には見えない最早幽波紋化してるタイガーさんの話。





「ジンベエさーん!お久しぶりです!」
「ん?お前さんは……コアラか!見間違えたぞ!」

『おう。久しぶりだなジンベエ、変わりないか』

「へい。タイのお頭もお変わりないようで、――えぇえええ!?タイのお頭ァアア!?」
「え?え??どうしたのジンベエさん?」

『何だ。お前は俺の姿が見えるのか』

「見えるのかって何で嬉しそうに話すのですか。如何して、その……何故です?」

『いやなに。コアラと夢の中で電伝虫越しの会話をしたあと、どういう理由か知らんがこの子の傍にいられるようになってな。今の俺の姿は見えていないが、夢の中ではちゃんと逢えるから楽しいぞ?』

「楽しいって、えー
「ジンベエさん大丈夫ですか。顔色が優れないというか疲れが滲み出ていますよ?」
「わしァ、嬉しいのか驚いていいのか分からん。とにかくどっと疲れたわい。嗚呼、コアラお前さんとの再会じゃあないから安心しなさい。なんちゅうか

『お前も積もる話があるだろう?昼間はコアラと、夜は一緒に酒でも飲みながら語ろうじゃないか』










『ほう、そんなことがあったのか』
「アーロンの小賢しさを見極めきれなかったわしの落ち度が招いたことだ。奴の暴挙で苦しめられた村の人々には誤っても誤りきれん。しかも何の因果か、この魚人島の危機を救ったルフィ君のお仲間さんの故郷じゃった……
――ジンベエ、お前は変わったな。それにしてもお前がそこまでベタ惚れしているルフィという者には一度会ってみたいもんだ』
「機会があれば是非会ってみてくれ。あの者は面白く何者も惹きつける魅力を持っとる不思議な男だ」
『嗚呼、いつかは会ってみたい。あと、あの馬鹿タレにもな。あいつはいつかじゃなく、今すぐ会いたいもんだ。ハハハ』
「(笑顔だというのに物凄い威圧感じゃ!アーロン、南無)」