ひろっぷ
2022-09-17 23:33:16
4032文字
Public 第五 ハス探
 

じゃしんとぼく⑫

ハス探12セット目。いつもの会話文。

【所有物】


「いいってハスター。これ以上身に付けると重い」
『そうはいかぬ。そなたは外なるものから常に目をつけられておる。我が居ぬ間に有事が起こっても助けられん』
「そうは言うけどさぁ。物はさすがに勘弁してよ」
「おうおう、何揉めてんだ。また痴話か?」
「ナワーブ違うって」
『こやつ我の居らぬ間に奇襲に遭う事が頻繁でな。護身用にと各々持たせておるのだが文句が多い』
「ほー。例えば」
「ブローチ」
「あぁ、それは前に見たな」
「飴缶」
「あったな」
「ネックレス」
「おお」
「イヤリング」
「お、おお
「手鏡」
………
「後は〜」
「待て。もういい分かった。俺から見ても多い」
『む。そうか
「というか人間には嵩張るんだよ。試合中失くさないにしても動きが鈍くなるから集中できん」
「特に僕だと金属に反応するからさ。磁石の誤作動が起こっても困るんだよ」
『要は邪魔にならなければ良いと』
「まぁ、そう、だけど」
…………
『では手を出せ』
「ぇえ?手?はい……あっづぅ!??」
「!?おい!何す!」
『印だ』
「印?」
「手袋外せ。何か出てるなこれアンタのとこのマークだな」
『左様。これで一つ、次は』
「待っ………て身体中に付ける気!?」
『然り』
「お断りします!」
『そなたが嵩張ると申したのであろう』
「何個あると思ってるのさ!痛かったんだからね!!」
『ではそのままでおるのか』
……ぐ、ぐううう」
「こればっかりはどっちかだな
「拷問だよこんなの!!」