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ひろっぷ
2021-12-04 23:47:08
2408文字
Public
第五 ハス探
恋を知る王の話
ハス探。例に漏れず脳内から出したかっただけの走り書き。「」会話のみ。
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5
「考えたんだけど」
『ほう』
「僕は今のままでいい」
『聞こう』
「約束したくないんだ。口だけにしろ書面にしろ、した所で何も変わらない。
…
いや、違うな。ごめん、まだまとまらない
…
」
『よい。そなたの思うままに』
「
……
。自惚れかもしれない、それでも、あなたを置いていってしまう事が決まってるから
…
僕は今のままがいい。
…
ううん」
『
……
』
「誓ってしまうと僕は
…
あなたの特別でありたくなってしまう」
『
……
』
「身体だって繋がってる。合意の上で。でも上辺だけじゃないって思ってる、僕はね。だからこのままがいいんだ。あなたが拘る理由は分からないけど、どうかお願いだ。
…
僕をこれ以上我儘にさせないで
…
」
『申し開きはそれだけか』
「
…
そう、だけど」
『我は人間と接した機会が多い方である故、人より外れた身でありながら人間のようになっていく事が滑稽であったぞ。それこそノートン、そなたと接していてな』
「
……
っ」
『だが我は本神より分かたれた化身。この際人間のように振る舞っても悪くないとさえ思うようになった』
「それは僕のせいだ。僕が拒まなかったから」
『否』
「え?」
『我が選び、望み、近づいたからこそ始まったのだ』
「!」
『我がそなたに意思を持って近づき、そなたが拒まず現在がある。そなたには何の非もない』
「違
…
僕が
…
」
『正直になろうと問題はなかろう。どうやらそなたは顔色を伺う気があるようだが我は邪神だ。気負う必要はない。それに
…
』
「
……
?」
『誰が、置いていかれると言うのだ?』
「
…
!!
…
ぁ
…
」
『地獄でも何でも付いて行ってやろう。そなたは己が地獄へ行くのだろうと思っておるようだが深淵でも構わぬぞ』
「どうして!僕は只の人間なのに!」
『まだ認めぬか。言ってやろう』
「やめて!いらない!」
『我に魅入られた時点でそなたの運命は決まっている。諦めよ』
「
……
っ!馬鹿!本当に馬鹿!あなたは大馬鹿だ!」
『そなたに影響を受けた結果だ。ク、ハハハ』
「うぅ
…
うあぁ
…
いらないって言ったのにぃ!」
『それはそなたの本心ではなかろうて。人の生という過程で経験がなかったのであろ。そなたが死ぬまで
…
いや、亡き者となっても告げてやろう』
「絶対やるじゃんこのひとぉ
……
」
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