ひろっぷ
2021-11-10 00:45:51
6963文字
Public 第五 ハス探
 

じゃしんとぼく②

ハス探のまとめ第二弾。いつも通り会話文のみが多め。



【安定剤】

「ハスター!ハスター!」
『傭兵の。如何した』
「あいつ!ノートンがまた発作で!」
『あいわかった。案内せよ』

「は。ヒューッ
「連れてきたぞ先生!」
「あらありがとう!ハスター、どうかお願いね」
『うむ、任された。ノートン、分かるか。我だ』
「は、ふ……はす、た……?」
『うむ』
「ごめ、なさ……
『喋るでない。ゆっくり、確と息をするとよい』
…………
寝たかしら」
「不思議なもんだな。医師でも治せないのに邪神で治まるとは」
『この者のコレは病ではない。呪いである故、人の手では治らぬ』
貴方が言うならそうなのでしょうね」
「フン
『不満か、傭兵の』
「当たり前だろ。本来そいつは俺達側だ。俺達で治してやりたいだろ」
……フ、そうさな』
「笑うなって」
…………………………
「ごめん、ハスター。毎回来させてしまって」
『些細な事よ。そなたが気にする事ではない』
「あなたには些細でも僕が気にするんだよ。聞こえてたよ。僕のこれは呪いなんだって。治らないんだね」
『左様』
「正直だな。嫌いじゃないよ。ありがとう、もう行く、」
………
「えっと、離して欲しいんだけど」
『今宵はここに居ると良い』
「でも戻らないと」
『そのような顔をさせて我が易々と帰すと思うてか』
何も、しない?」
『希望とあらばやぶさかではないが』
「やめて。……ありがとう」
『我は何もしておらぬ』
「それでも」
『そうか』