NOBODY*2 HO4視点SS

ネタバレしかないよ~~!!


まといが死んだ。
あの瞬間が頭に張り付いて、離れないまま一週間が過ぎた。
……その間、何してたか、覚えてないんだ。
本能で息をして、なんとか生活はしていたのだろうと思う。
如月さんが言った、「時があの日のまま止まった」とは、こういうことだったんだと思う。

それから一週間。
まといから、全てを悟ったらしき手紙が届いた。
あと一歩を踏み出すための、手がかりがそこにあった。
時計の針が動きだす音がした。

失うものは全部失った。
だから一人で居れば、もう何も怖くないんだと思った。
仇を取ってやると思って、歩き出そうと決めた。
繰り返さないと思って、戦うと誓った。

それでももう悟っていたんだ。
自分は一人じゃ、辿り着けないんだと。
だから彼らに声をかけようと端末を手に取って。
……一週間何も映さなかった瞳がちかりと瞬いた。喉が酷く痛んだ。
視界が、滲んでいた。

―――ああ、悔しかったんだ。
大好きな友人さえ二度も守れなかった、ふがいない自分が。
一人では願いにさえ手が届かない、ちっぽけな自分が。

「ごめん、まとい……ごめん……

―――こんなにも、悔しかったんだ。