納豆
2022-01-28 18:41:42
6076文字
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揺籠はいずれ墓場となる・番外編の番外編

ソさんがトレーナーとして戻ってくるお話


「で、どーだったよ、オレさま渾身のプレゼントは」
「はーい!プレゼントのトレーナーソニアちゃんでーす」
じゃじゃーんとソニアを両手で指し示すキバナに、大いにはしゃいでポーズを決めたソニア。
そんな二人をバトル終わりで座り込み見上げていた。
本来バトルタワーフィールドには第三者は入室できないのだが、何やらスタッフが手を回したらしい。
現れたキバナからのネタバラしに目尻が下がる。
息が上がっているのは、年甲斐もなくはしゃいだ構成を立てたせいだ。
俺は一人で立ち上がる。
そうして二人に飛びつくようにして、倒れ込むのだった。
「最高だぜ!二人とも!」
「ば、ばか!あぶなっ」
「ちょちょちょ!成人男性は無理だって!」
慌てふためく声もまた、俺の鼓膜を華やがせる。
大切にしてきた人がそこにいる。
そんな当たり前は、何にも代え難いほどの幸福であると知る。
至って普通の、至って普遍の、なんともありきたりな日のことだった。