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無窓居室
2023-05-31 04:44:57
3925文字
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その他
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BJ二次創作詰め合わせ
10年以上前に書いていたらしいBJの二次創作BLが発掘されました。
カップリングはBJ×キリコ。
そもそも姉がハマっていて、『Antonius』は姉の友人に差し上げたものなのですが時効かなと思ってここに再掲します。
『Angel Of Death』は話の大半が欠損していたので、書き直して前半だけ載せました。
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Angei Of Death
(部分)
男の事後の仕草はいつも芝居じみていて、燻らす煙草の煙は舞台装置のようだった。自分に女優の才能は無いので描き割りの背景にでもなったつもりでいようとキリコは思う。
「わたしと組まないか。次の仕事だ」
ベッドルームで囁かれる抱き方以上に身勝手な言葉を現実と思えたことがない。BJもまさか自分が靡くなどと思って言っているのではないだろう。
「不毛だ」
一言に様々な意味を込めて言ってやると、BJは愉快そうに肩を竦めた。
「駄目元って言葉を知らないのかね?生活者の知恵さ」
地上で一番似合わないのではないかと思われる言葉を口にされて吐き気がしてくる。アルコールに悪酔いした時に見る妙な夢のようだ。口直しに、一本吸わずにはいられなかった。BJは快く自分と同じ煙草と火を差し出す。口の中に男が味わっているのと同じ煙が満ちると思うと不快だったが夢の中へ引き摺り込まれるよりマシだ。
「何に拘ってる」
「拘るさ。お前さんがわたしに同意してくれれば医療者の倫理的問題も、最近このベッドをお前さんと一緒に使ってることにも上手く始末がつく。単なる欲望に、尊敬と愛情とを加えることができる訳だが
……
」
キリコは煙に咽せるのを我慢するのに苦労した。
「逆にわたしがお前の考えに転べば、キリコ、お前さんはあっさりわたしを見限るだろうからね」
今度こそ本当に、キリコはひどく咳き込み白いシーツを灰でほんの少し汚した。
(後略)
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