【可惜夜廻】零

『「すみません、よくわかりません。」』現行未通過×
※夜廻パロ設定




【設定】


◆神風 蒼月(カミカゼ ソウゲツ)
・十年振りにキユウ町に帰ってきた。町の外で開いたバー企業が成功している。ヒロの日本家屋に泊まることに。カンジに対する愛を長年抱えてきた。
・〈アマイヌさま〉について、噂以上のことを知らない。幼い子供を外に出さないための作り話だと思っている。ソウゲツの両親は元々町の外から来た人間であったことと、それの話をするときアサヒが酷く不愉快そうにしていたことがあったため。そんなにも嫌な話題が本当であるはずがないと、無意識に認識することを自身で阻害していた。そのため、ソウゲツは〈そういうもの〉に見つかりにくい。

◆大笑 莞爾(タイショウ カンジ)
・キユウ町一番の賑わせ上手。ソウゲツと共に町から出ていた時期があり、一人夢を諦め町に帰ってきた。今はヒロの日本家屋に住んでいる。ソウゲツノことがずっと好き。
・自分が〈アマイヌさま〉に狙われていることを知っている。幼い頃に見た赤い流れ星が忘れられないが、流れ星を凶兆とする町では他の人に話せず自分だけの秘密にしていた。しかし上京から帰ってきてヒロから「この町で流星を見た友人が一人、外に出てから連絡がつかない」ときいて不安になり、ヒロに流れ星を見たことを話す。そこでヒロは応急処置として、〈別のカンジ〉を夜に置いておくことで〈アマイヌさま〉に喰われるのを回避させることに。しかしヒロが日に日に疲弊していることを察して、罪悪感を募らせていた。そして密かに想いを寄せていたソウゲツに告白されたことを最後の思い出にしようと、夜へと足を踏み出す。

◆佐久田 英(サクタ ヒロ)
・キユウ町長の一人息子。町で唯一の心理相談員で、町人からとても親しまれている。今は町の外れの日本家屋に住んでいる。ソウゲツに対するカンジの感情に気付いている。
・〈アマイヌさま〉の噂話が、本物であることを知っている。〈そういうもの〉への対抗力が強く、『おまじない』である程度のことはできる。幼い頃「あの山の上で綺麗な流れ星を見た。見たことは皆には内緒だけどな」と言っていた友人が、一ヶ月前から行方不明になっている。カンジが〈アマイヌさま〉に狙われていることを知り、なんとか対策をとろうとする。例として〈アマイヌさま〉の嫌う魚特に鯖を摂取させたり、〈アマイヌさま〉に見つからないよう夜は〈別のカンジ〉を用意して隠したり。

◆百川 旭(モモカワ アサヒ)
・キユウ町の知識人。身内以外とはあまり話さない。読書家で、書庫と自室は本でいっぱい。今はヒロの日本家屋に住んでいる。カンジに対するソウゲツの感情に気付いている。
・夜の恐ろしさと、対処法を知っている。いわゆる〈おばけ〉の回避法や〈神様〉の崇め方などに詳しい。これは、彼の声が〈そういうもの〉の気を引きやすいため、独自に調べてまとめていたもの。対魔性を持つヒロの助けもあり、大事に至ったことは無い。夜に迷い込んだ人間のために、町のあちこちに対処法を書いた貼り紙を置いている。


◆キユウ町
・山に囲まれた田舎町。まだまだ田舎とはいえ、少しずつだが近代化も歩みを見せている。コンビニはあるが、19:00までの営業。夜(20:00~5:00)は誰も外に出ないように徹底されており、外から音がしても絶対に見に行かない。

◆ヒロの日本家屋
・実は結界もどきを張っている。ヒロの『おまじない』を籠めた御札や盛り塩、注連縄などを使って〈そういうもの〉から隠れるために作った場所。なのでこの敷地内には、強力なものでないかぎり〈そういうもの〉は自主的に入ってこない。

◆〈別のカンジ〉
・ヒロの『おまじない』で作った、擬似カンジ。命も意志もなにも無いが、町を彷徨うくらいはできる。ヒロはこの〈別のカンジ〉を夜に出し、〈アマイヌさま〉の気を惹かせることで本来のカンジを守っている。呪符を木製人形に貼り付ける形で動いている。しかしこの『おまじない』を維持するためにヒロは毎夜眠らず作業しており、カンジは非常に胸を痛めている。

◆アサヒの掲示板
・町のあちこちに立てられた掲示板。一見ただの町内掲示板だが、内容はオカルト味に溢れたものばかり。アサヒの書いた貼り紙のみ、夜になるとそれ以外の時間帯とは別の内容へすり替わる『おまじない』がかけられている。

◆『おまじない』
・霊的な技術。魔術や魔法、陰陽術などのようなもの。勿論本職のそれには及ばないが、ヒロとアサヒは個人でそれを身に着けている。人間の〈きもち(心、精神などの総称)〉を消費して、それに見合った結果を出す。代償を支払い終えると効果を発揮する呪い。

◆〈アマイヌさま〉
・キユウ町に伝えられる噂話。空を流星のように駆け走るその姿を見た子供は、大人になると同時に喰い殺されると言われる犬。そのため、キユウ町での流星群は不吉なものとして扱われがち。夜に子供は勿論大人も外には出ないのはこれがあるから。「赤い流れ星を見た」と言った子供が、成長してから連絡がつかなくなることばかりな事が信憑性を高めている。
・天狗様と書くが、テングではなくアマイヌと読む。元々はキユウ町で様々な予兆を知らせる犬の神様だったが、信仰が廃れやがて儀式が行われなくなったことで激怒。キユウ町の空で、凶兆を振りまいている。夜にしか見えないのは、陽の光でかき消されているため。認識しなければ凶兆は刻まれないため、夜の流星として語り継がれてきた。
・儀式は様々な形式で行われていたが、共通して『日本酒に濡れた太い骨』を捧げることが必須だった。ヒロとアサヒはそれを突き止めたが、何の骨を捧げるのか、そもそも〈アマイヌさま〉を誘い出せるのか、不明瞭な点が多く実行に移れていなかった。また外から人を呼び巻き込むことをカンジが良しとしなかったため、彼らが外部に頼ることは無かった。