2023-12-08 15:11:57
5132文字
Public AA創作
 

いなには小話まとめ

いないニンゲンはいないのブーン系形式小話です。
プライベッターからの再掲です。
いなには本編のネタバレに配慮してないので、先に本編を読むのをオススメします。
プラベ+の仕様の都合で、('、`*川のAAに一部手を加えてます


『いなには』にはAA一つにつき男女違いなら二人までキャラ作っていいというルールがあったりする

(#゚;;ー゚)「おじさん、これなんてゲーム?」
 また姪が話しかけてきた。
「『サイボーグヨコホリ』の最新作」
 俺は画面を注視したまま声だけ姪に投げかける。
(#゚;;ー゚)「おじさんが好きって言ってたやつだね。グラフィック綺麗だなー」
 綺麗すぎてヨコホリが敵を滅するたびに飛び散る血反吐が生々しいが、姪は平然とテレビの画面を食い入るように見ている。いいのか。
……俺の家来るたび、ずっと人のゲーム見てて飽きねぇの?」
(#゚;;-゚)「だってゲーム難しいもん」
 姪が俺の持つプロコンに目を向けるため体を捻った際に、姪の左腕の義手がカチャリと音を立てた。
(#゚;;-゚)「実況動画とかもたまに見るけど……おじさんだってゲーム上手いし、なにより一緒にお話しできるから」
「ふーん」
 ゲームが上手い、ねぇ。
……実況と言えば、その……『MA-dog』って実況者は知ってるか?」
 その質問に、姪は軽く唸ってから返答する。
(#゚;;-゚)「んー……知らない」
「そうか。……だいぶ前に辞めたしな。ん、なに、聞いてみただけだ……
(#゚;;-゚)「おじさんはその人のファンだったりしたの?」
「ん〜〜いやぁ?聞いたことあるなーぐらいだけど?」
 突っ込まれた。まずい……そもそもそのMA-dogって俺なんだよ。ちょっと聞いてみただけなのにいつまでこの話続くんだ?
(#゚;;-゚)「そっかぁ。なんで辞めちゃったんだろ」
「しーらね。裏事情なんざわざわざ言わねーっての。……俺ならそうするね」
 まぁ俺なんだが。
(#゚;;-゚)「そうだよね……せめてゲームが嫌いになったりしてなければいいけど」
「それとこれは別だよ。ヨコホリだって動画の中では一番伸びたけどコメント荒れに荒れてさぁ、でも現にこうして最新作を遊んで……いると思うぞ」
 我ながら嘘が下手すぎないか?
(#゚;;-゚)「?……うん、そうだといいね」
 なんだか腑に落ちないようだが、とりあえずごまかせた……か?こいつ、妹のびぃに似て細かいとこ気にしたりするから気が抜けない。
(#゚;;ー゚)「あっ。ハイスコアだって」
 姪はゲーム画面を見ながら呟く。ステージクリアの画面には敵を全滅させただのクリアタイムだの戦績が次々と表示される。
 俺は一息つき、傍のスマホで時間を確認した。
「そろそろ帰った方がいいんじゃないか?びぃが心配してそうだな」
(;#゚;;-゚)「あー確かに……それじゃあ、今日はありがとうございました」
 姪は頭を下げ、カバンを器用に持って玄関に向かう。
 玄関のドアを開けてやって姪が家の外に出る瞬間、目が合った。

(#゚;;ー゚)「おじさん、またね」

(#゚;;-゚)「気をつけて帰れよ、でぃ」

(#゚;;-゚)「……
(#゚;;-゚)「びぃのやつ、なんで俺とおんなじ名前を娘につけたんだ。紛らわしいんだよ」