Privatter+
Font
Serif
Sans Serif
Color
Light
Dark
auto
Font size
Large
Medium
Small
Language
Japanese
English
Sign in with Google
Sign in with ID and password
Account ID
Password
Sign in
Forgot password?
Create account
ムクロジカ
Public
ボツネタ
ボツネタ
シナリオネタバレなし
デ/ビサ/バ2オマージュの自探索者SS
文字リハビリに書いてたやつ
1
2
不幸な日に幸福だった時を思い出すことほど、悲しいものはないらしい。ならば、幸福の中で不幸な事を思い出すのは
……
果たして、喜ばしいことなのだろうか。
【終日】
20XX年11月。寒波が本格的に訪れ、人々を凍えさせる時期。毛布から出た男は、窓を開けて空を見上げた。体を撫でる冷たい風が、世界の息が続いている事実を伝えてくる。乾いた風が目から水分を奪い、僅かな痛みを得た。
窓とカーテンを閉め、背を向ける。台所で湯を沸かしながら、朝食の準備を始めた。卵、牛乳、粉を混ぜ合わせ、早めに熱したフライパンに垂らす。ふつふつと泡が浮かび始めた頃合いで、くるりと生地の天地を逆さにした。爪楊枝で火の通りを確認してから、丸い皿に移し替える。
パンケーキを乗せた皿をテーブルに置き、紅茶の粉末をカップに入れた。沸騰したお湯を注ぎ、軽く混ぜ合わせる。砂糖を加えるか少し悩んで、何となくやめて棚に戻した。
「いただきます」
カトラリーを揃え、パンケーキと紅茶を前に手を合わせる。もはや何に対するモノなのか理解していない祈りを捧げ、パンケーキにシロップを馴染ませた。小さく切り分けて食めば、蜂蜜の優しい甘さが口全体に広がる。切って、食み、切って、食み。その合間に紅茶で舌と喉を湿らせ、何事もなく朝食を終えた。
食器とフライパンなどを片付け、ゆらゆらと寝室へ戻る。適当な私服を引っ張り出し、寝間着を脱いでそれに着替えた。充電コードとスマホを離し、重要な通知がないかを確認する。よくある広告やゲームの通知を削除する中、彼は一通のメールを見つけた。
件名は────
……
1
2
Reaction
If you make a mistake, you can cancel it by pressing the reaction.
Custom color
Reset color
広告非表示プランのご案内