マロシュ・ジェレズニー/海枯れHO1
入隊してからというもの、作戦中に隊員が爆死、溺死、滑落死等々
……彼の目前で立て続けに起こっている。自身は大事には至っていない。眼前で目撃し、必ず、生還している。いずれも正真正銘“偶発的に”発生した事故である。思い込みだと自覚できてはいるものの、目の前で連続する事故により思考は負に陥るものだ。
“自身が死を招いたのではないか”と。
結果として、マロシュは多くの事故に立ち会ってきた。死を目撃してきた。何度も現場聴取を受けてきた。屈強な軍人といえどこうも続くと応える。
殉職者へのサバイバーズギルドを抱えながら、いつしか自傷癖がついていた。自殺が未遂に終わるたびにこれまた生きて明日を迎え、希死念慮は強まるばかりだ。
カウンセリングで休職を勧められ現在に至る。
休日はサングラスをかけている。
目が合った誰かに、死をもたらさないために。
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