有明
2026-05-30 21:47:30
6139文字
Public TRPG卓報告、KP、CoC6版
 

【KP卓報告】 申ノ家 【CoC6版】

有明KP卓の『申ノ家』の卓報告をまとめています。


2025年11月、リアルタイム卓にてプレイ。



Arateno / 詐木まりささま 「申ノ家」 CoC6版
KP/KPC:有明/宇利湖紅至
PL/PC:銀の餅さま/鹿山藍さん


第1陣は継続ペアで!
PCの藍ちゃんが引っ越し先を探していたため、理想の引っ越し先が見つかるまでシナリオやろうぜ!と言い出し……第一回目がコレだよ!!

知人ではあるが友人ではない物件の内見に付き合うような間柄では無いのですが、引っ越すことになったのは貴様のせい!というわけでKPCと一緒に内見させました。
初日の速報としては、頼れるPCがダブルピースして、頼りにならないKPCがツンデレムーブしました。何??

シナリオのコンセプトがわかりやすいのもあって、キャラクター深掘りが捗るというか「遊んでみて初めて気付いたけど、このキャラってこうだよね」がいっぱいあって楽しい。
頼れる同卓PCに「すごーい✨」じゃなくて「(頼りになって嬉しいから)むかつく」と舌打ちするタイプのキャラ、ほんとにぜんぜんやらないから楽しい~!
わたしのPCは好感度上がりきったらどうせデレデレになるので、今のうちにメスガキムーブ大男たくさんしたい。なにこの地獄みてえな字面
不定の狂気の内容がRPする上でちょっとめんどうかもと思い、当日にKPレスシナリオ遊んで解消してくるという無茶をしたのですが、そのKPレスの内容含めて、KPCの宇利湖の解像度がすごく上がったので時間取って忘れないうちにまとめておきたいな。 ※半年後の今(2026年5月)、なんとまったく纏めていないー
というかイタコについて最低限は調べよう。珍しく、ろくに調べずふわふわしたままイメージ先行で家業決めてしまったので。 ※半年後の今、難航している。(近代史ってむずかしいね

 *

昨日の進捗が爆速で、「もうこれ確実に2日間で終わるな、予備含めて4日取ってたんだけども。別シやりたいなー、AZやってくれるかな」と考えてたら、2日目、1時間半くらいシナリオに関係ない相互理解RPしてたからぜんぜん進まなかった。これだからキャラ深掘りRPスキーはよ!
このペア、仲悪いとかではない(なんなら自PCは『シナリオご一緒するごとに好感度上がる』チョロイン仕様)なんだけど、お互いのプライベート情報を話して盛り上がるタイミングは無いだろうから、良い機会をもらったな。よいシナリオ外ターンでした
あとこれは雑談タブに書くタイミングを失っただけのやつなんですが、めちゃくちゃ女系というか女性が地位を持つ家柄な宇利湖の家で父親が上手くやれてるのは、母親(奥さん)と恋愛結婚だったからです。

ふつうに 仲がいい。

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楽しくてうっかり時間を一切見ずに0時までシナリオやってしまい、アフタープレイが予備日になりました。
おまえはもうタイムキープについて語るな。すみません
楽しかったな謎の実績解除した感あるこれ来週まで覚えておけないかもしれないから先に伏せで書いておこうと思ったら伏せったー開けない! ルーターくんに「寝ろ」と言われている! おやすみ!


ネタバレ:リアルタイム1時間かけましたのはなし赤ん坊に来世の祝福を与えた過ぎて、リアル時間1時間かけて名前を決めました。
赤ん坊を触って性別確認したら(ゲーム的には男女決めchoiceした)、女の子だったので。

花の名前は美しいけど短命って言われるよね? → 実をつける花なら永遠性に繋がる → 魔除け、悪縁切り、両縁結びの意味合いで「藤」がいい → もう一字欲しい → 藤乃(ふじの)、藤佳(とうか)まで絞る → choiceで藤佳に決定!

お名前、最終的には「古式ゆかしき、神に伺いを立てる神事としてのあみだくじ」を行ったことにしました。
第一陣の赤ん坊のお名前はとうかちゃんです! 藤のごとくすぐれてめでたい、凛々しい美人さんになることでしょう

PCたちは、スマホも辞書も無い中、己の知識一本勝負であれこれ案を出しあって考え抜いてふたりで決めたわけですが、今後、じゃれあい口喧嘩のカードに「赤ん坊の名前を一緒に決めた仲じゃないですか!」が入るの、事故すぎて大好き。

「無理やり裸見せつけてきて!」
「私に痕(アト)残したくせに!」
に続いての「セクシー既成事実はまったくないのに誤解を生む」シリーズ。

わたしはホラーシナリオだと「終われなくなってしまった悲劇の幕引きをする」「悼むことで、現実も過去も何も変わらないとしても確かに何かが変わる」系の展開がいちばん好きなので、申ノ家の「赤ん坊を名付けることによって脱出できる」ギミックがとても好きなのですが特定の相手がいないPCふたりでやると深読み文脈が発生してにこやかになりますね
※しかし他のユウジョウ!ペアならば「可愛い子には可愛い名前をつけよ~ゴミ屋敷一本勝負~」が開催されるだけであろうので、深読み文脈になるのは中の人がやましい目でペアを見ているからです

現世に戻る瞬間、赤ん坊藤佳ちゃんの泣き声を聞いて、ふたりともが振り向いたの、好きだな

 *

というわけでアフタープレイ日でしたー!!
がっつり2時間半語っていた。わたしたちは卓中も語っているのにアフター回で1日取って丁度いい。シナリオ背景込みで見える景色があるからね!仕方ないね!


ネタバレ:KPCとPCの深掘りができたよこの話は、「赤ん坊が悪霊化した」「悪霊化した霊を利用して『申ノ家』を作り上げた黒幕存在がいる」というあたりには霊的存在が干渉してはいるものの、基本的にはヒトコワ系に分類されるホラーだと思うのですが、だからこそ!の流れになって、楽しかったです。

KPCの宇利湖はデータ的に寄せ餌なので、「生まれたときから攫われ放題人生!」してて神話的事象慣れしているという設定を積んでいます。で、PCの藍ちゃんは探索者なりたてかつ、仲の良いご家族のもとで育っている女性でした。
ので、このシナリオは、「ハイハイよくある悲劇~とダルがる宇利湖」と「虐待され続けた少女と赤ん坊に心を痛める藍ちゃん」の構図になるかなと思っていたのですが、実際は逆で。

イタコ家系の出である宇利湖は、霊魂、死後に残る強い思念等は畏れ敬うべきものである感覚が染みついており、心を寄せては異界に引きずりこまれる失敗体験により「割り切らねばならないと知っているだけ」で、感情としては引きずられやすい。神話生物のような「利害が一致しない異種族」のほうが勢いよく「迷惑!死ね!!」とキレることができるので楽。
占い師である藍ちゃんは、「相談者に引っ張られないよう、他者に寄り添って手を貸しつつも自分と他者の境界を引く」ことに慣れている。怪物など「未知の神話的事象」ではないヒトコワ系はそこそこ平気。

それぞれの職業や生い立ちを考えたらそれはそう!ですが、実際にプレイしないとわからない点だったな~!とテンション上がっていました。
アフター回で「占い師としての彼女の適性はきっとこのあたりにあって~」等もお話ししたのですが、「ホラシだったから引き出された解釈なのだろうな」感があって楽しかったです。

宇利湖は正気度53スタートだったのですが、ロール結果がほぼ最大値減ってて、途中で不定になってて。「生き残るために(他者に食いものにされないために、自覚して崩れてしまわないように)平気そうに振る舞うことを覚えてるだけで、常に自分を脅かすものに怯えてるんだな」がダイス目から見えたのもあり、「人間の情念に満ちたヒトコワ系が苦手」「人間に期待も失望もしたくない、決定的に自分と違う生き物であるため諦めがつけやすい化け物相手にしてるほうが楽」設定が確定的になり、キャラクター性が変化したのが面白かった。
自分が密かに(密かに??)動揺しまくる中、冷静にこの家で起きた悲劇はなんであったのか?を考察する藍ちゃんの姿に、好感度が上がりまくっておりました。この女、頼れる!!
不定の狂気で「偏執症」を引いたため、「庇護対象になりうるか弱い赤ん坊を見ると『藤佳だ』と誤認し執着する」を4卓ぶんほど抱えました。次も赤ん坊出てくるシナリオやりたすぎますね。なんでPCより引き摺ってんだよ

PCはなんと正気度1プラスで完走です。なんで??????
相手に引きずられず、相手を引きずらない。終わったときに「自分にやれることはやった!」と切り替えて、ごはん食べて眠れる藍ちゃん、大好きだな


ネタバレ:シナリオあれこれ過去に起こった悲劇がPC単位でわかりやすくて、「生還するにはどうしたらいいかを必死で考える」ことにリソースが割かれすぎず、中の人単位でも、PC単位でも、「成育歴とかのシナリオクリアには関係ない与太話(キャラクターRP)」や「シナリオのこの描写ってこういうことでは?」とあれこれ妄想する」余裕がありました。

赤ん坊の霊障は「ドアを叩く」が多かったですが、玄関のドアを叩かないのは「助けてもらえなかった赤ん坊は、玄関の向こうが外:行政等の自分を助けてくれる誰かがいる場所に繋がってることを認識できないのかな」と思って、プレイ中、唐突にKPのこころにダメージが入っていました。メタ的には生還ルートだから安全アピだったんだろうけど。

クローゼットのゴミ漁りターン、PLが「赤ちゃん(霊)と赤ちゃん(ゴミのすがた)で分かれてるかなと思った」と言ったのが最悪の想像すぎて好き。
赤ん坊の肉体は風呂場で落ちてきますが、風呂場より先にクローゼットを探索したらゴミ袋に入れられた赤ん坊の死体や文具が出現、正気度ロールの後に赤ん坊の体だけ消えるでも楽しいかもしれませんね。
有明は、「望まれなかった赤ん坊は、常日頃クローゼットに入れられていた → 赤ん坊にとって自分の居場所はクローゼットだったから、クローゼットの中から探索者たちを呼んだのでは?」説を推しています。

最後の担当者さんがサルになったオチも、PLさんは「かつて猿だったけれど保護されて成長出来て大人の人間に成れた、でも確かにあの頃の自分は猿だったという自覚があるヒトなのかも」という想像をしたと仰ってて、好きな解釈だな~と惚れ惚れしました。
わたしは「ニャル様が、怨霊化した赤ん坊に力を貸して申ノ家を再現したのも、最後に猿の顔をしたのも、愚弄でしかない。でも、彼が探索者たちをあのお部屋に叩きこんだから、『サル』は『祝福された赤ん坊』になれた」という妙がこのシナリオの好きポイントですが、前述の「ヒトになれた担当者さんが、かつての恨みのままに、あるいは、救われなかったもしもの自分のために探索者たちをあの部屋に叩きこんでる」解釈もすごく素敵。その場合、「ヒトになれた彼は、しかしサルをヒトにはできない。未だ彼は名付けをする側にはなれない」傷の根深さも垣間見えることになって、心臓ぎゅっとなるね

導入の内見パートで、宇利湖は防犯的な意味合いで外から侵入しやすそうか?をまず見て、藍ちゃんは内部水道管とかが腐食してない?とかの設備面を見てるのもキャラ性出てて良かったな~。
いや、そうだよ彼女は引っ越し先を探しに来ただけなんだよ! 素晴らしき新居が決まるまで、内見シナリオをあれこれ遊ぼうね!!

立ち絵:男メーカー https://picrew.me/ja/image_maker/11689