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燈 ともしび
2026-05-26 21:06:06
3860文字
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ぎゆさね♀【甘い時間】
現役軸。血鬼術でにょた化した🍃さんのぎゆさね。
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おまけ
女の身体になっているから少し躊躇とかそんなのがあるかと思っていたのに、最後まで冨岡はいつも通りの冨岡だった。何度も愛おしそうに唇を合わせて、言葉も惜しまず好きだと愛してると言ってくれて、いつもと同じように幸せで気持ちが良かった。
「なんかさァ、いつもと違うなとか戸惑ったりしねェの?」
冨岡の腕の中でまどろんでいる間に身体は元に戻ったが、そこでも冨岡に動揺とかはなくて
「おかえり」
と優しく微笑まれただけだった。だからつい、いま聞かなくても良いことを聞いてしまう。
「戸惑うとは?」
「いや、女だと身体の作りも受け入れるとことかもいつもと全部違うしィ
……
」
「なんだそんなことか」
冨岡は俺を抱きしめる力を強くすると
「不死川だから戸惑ったりしない。どんな姿でも全力で愛おしむだけだ」
甘い、とろけそうな顔した冨岡に至近距離からそんなことを言われたので死ぬかと思った。
「ばか
……
」
「うん。ばかでも良い。不死川がここにいるならなんでも」
なんだかいつもより甘ったるいのはどうしようか。ちったァ手加減しろよ。俺の心臓がもたないっての。
「でも」
「でも?」
「俺も聞いても良いか?」
「
……
うん?」
俺のおでこに唇を落としていた冨岡はまだ笑ってる。笑っていたから油断した。
笑顔の冨岡ほど怖いものはないのに。
「女の身体になった時、服ははだけなかったのか?」
「あー、女だと大きさが全然違うからなァ。少しはだけたけどまァ大丈夫だったぜ」
冨岡の鎖骨あたりに顔をくっつけていたから、この時の俺は冨岡の顔を見ていない。だから普通に答えてしまった。
今なら分かる。俺の恋人はとても嫉妬深い。モブ隊士にすら大人気なく全力で牽制しに行ったのに、なんでこの時気付かなかったんだと。
「不死川」
「はァーい」
「ということはあの場にいた隊士達はお前の豊かな胸やくびれた腰を見た、と。そういうことだな?」
あれ? なんか空気が。
そう思った時にはもう冨岡に組み敷かれていて。見上げれば見たことがないくらい笑顔の冨岡が俺を見下ろしていた。
「不死川」
「はァ、い」
「俺は不死川がどんな姿をしていても受け入れるし愛せる。でも俺以外の人間に肌を晒すのは許せそうにないな」
本当、やばい。空気がびりつく。これは初めて見るくらい冨岡が怒っている。
「だいたい、普段から不死川は胸元を開け過ぎだと思っていたんだ。ここも全て俺のものだという自覚を持て」
次はない。ないが、今回もお仕置きだな。
と、上から噛み付くように唇を合わせられた。
元に戻っても冨岡に抱かれるのはやっぱり気持ち良い。気持ち良いが、特に胸元に執拗に口付けの痕を残されてしまって、それからしばらく俺は隊服のボタンを上まで留める羽目になったのだった。
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