芹沢亀吉
2026-05-14 07:36:09
3486文字
Public 怪奇
 

全裸探偵

暴虐かつ悪趣味、そして勘違い野郎な楠木武一等陸佐が恥をかく物語の通算127話目。本編を読めば楠木武に探偵の資質があるのかどうかよくわかる筈。


 全裸姿の武が滅茶苦茶な呪文を唱えても軽部の幽霊は全く消えない。あと「ソウキそば」じゃなくて「ソーキそば」だから。

「馬鹿な!俺の真の力を解き放った筈なのに!く、来るな、来るな、来るなぁ、うわあぁああああああ!」

 軽部の幽霊に怯えた武は錯乱状態になり全裸姿のままベランダから飛び降りて脳挫傷により死亡。実のところ乃木も湊川も転落死したのは軽部の幽霊を見て怯えたからであり、乃木の死が殺人事件というのは単なる楠木の勘違い。自分をいじめていた3人が全員死亡したのを受け、軽部は漸く成仏することが出来た。(終)