遊音。(ゆね)
2026-05-01 12:33:28
13617文字
Public 記憶喪失
 

かりそめ。⑩ (最終回)

トガカバ(tgkb)でtgsが記憶喪失な話です。捏造設定あり。
①~⑨はシリーズ一覧から→ https://privatter.me/user/yune100m?category=109886




副題「大人の階段を上るカバキくん」でした。
思った以上に長くなりまして、トガカバ恐ろしい。ずっと脳内でしめてたので書き出したくて大変でした(他のことが手につかない)。記憶喪失大好きでして、だいたいどのジャンルでもやるんですが、過去最高に楽しかったです。
こちらのあとがきは私がとりとめもなく設定裏とか考えとかをだらだら書き出してるだけなので(しかも長い)、本当に興味ある方だけ良かったら読んでください(本編に何の影響もないです)。

カバキくんには大変な半年だったと思います。ごめんね、ありがとう。君がいるからトガシを幸せにできます、ほんとに。たくさん泣かせてごめんね。でもトガシのせいで感情ゆさぶられて、泣いてしまう君が最高に好きです。
シーズンオフの間にまとめたくて半年という短いスパンになってしまうのだけど、それは私が今の年齢(二十代なんて遠い昔)からみてるから短いのであって、20代前半の半年とかもう劇的にドラマティックで感覚長いので、半年で良い、と思っています。

トガシは記憶があってもなくても基本のところは変わってない、です。
なんで最初に「恋人」発言を信じたかなんですけど。陸上してないトガシには軸がないので(いつも軸の話をする)。
代わりに自分が恋人ですっていう子がでてきたときに、すとんとその軸にはまってしまったみたいな感じです。雛が初めてみたものを親だとみる効果。カバキらっきー。まぁ、そんな単純じゃないとは思うんですが、何か陸上の代わりになるものに支えられないとトガシは生きてけないだろうな、と。
トガシは孤立を恐れている人だと思っているので(孤独じゃなくて孤立)、最初にたくさんの人が訪れた中で、どんどん誰も来なくなってカバキだけが毎日来てくれたら、この人は自分にとって特別なんじゃないかって思っても不思議はないかな、と。このトガシの孤立を恐れるところは本来の性格上から来ているのかなと思っていて(成長の過程でうまれたわけではなく)、カバキがそこにはまってしまったんだろうなと思ったわけです。
なので、どんどんのめりこむ。カバキがいるから記憶がなくても暮らせるけど、カバキがいなくなったら立っていられなくなる、というそんな感じなので、トガシは縋っていくし、その感情がそのまま好意に変わってしまった感じです。僕トガシは人生が抜けているのでも素直に色々いくかな、とおもってぐいぐいいきます。
厳密には記憶失ってた間のトガシからカバキへの想いっていうのは、記憶戻ってからのトガシからカバキへの想いとはちょっと違うかなと思っていて。でもその期間の記憶も戻ることでトガシのなかにちょっとずつ変化が起こっていくのではないかなと思っています。
最後の時点でトガシがちょっと思い出しましたけど、全部思い出したわけじゃないです(全部思い出したらたぶん倒れる)。でも自分がどんだけカバキのこと好きだったか思い出したかな、と。表情に変化が出ますし、このあとちょっとずつ思い出していきます。変なところで変なこと急に思い出すのでカバキが驚いたりイラっとしたりします。実体験じゃなくて記憶としてよみがえるので、ちょっと違和感あるんじゃないかと思います。なので記憶には残ってはいるけど、夢だったようなそんな気分じゃないかなと。カバキにとってじゃなくてトガシにとって夢だったんですね。たぶんいつまでもカバキの初めて欲しかったなっていうトガシがいます(別に処女信仰ではなく、単純にカバキの初めてが自分なのに自分じゃなくて悔しいというだけ)。
記憶戻ったトガシがカバキのこと気になったのも、記憶失ってる間の自分を好きだったのに、自分には興味ないのは何でだよっていう変な嫉妬心からじゃないかと。「俺ですよ」的なトガシがでてきたと思ってます。自分に嫉妬するトガシさん。同じ自分なのにカバキの顔が全く違うのに納得いかないわけです。カバキが記憶喪失の間の自分だけ好きなのっておかしくないかっていう。だったら今の記憶もどった俺の方がもっと好かれてもいいんじゃないかっていう。トガシ意味わからないですね。書いてて私もどうなんだトガシって思いますが、そういうところあるんじゃないかと思っています。
なのでこのトガシは「好き」っていいます。好きって伝えたときのカバキの顔が好きだから。

カバキが走ってないトガシを好きになるかっていうのは、どうかなと思ってたんですが。
期間限定だから成立したかな、と。21歳ですからね。肉欲に負けますよ、そりゃあ。いくらカバキでも負けます。
でもずっと記憶戻らなかったらたぶんカバキのほうが耐えられないんじゃないかなと思います。
⑤あたりで「僕の体返してあげるね」発言があるんですが、トガシはカバキが好きになってるのはトガシの姿であって僕じゃないなってなんとなく気づいてます。トレーニングとかリハビリとかのなかで元のトガシへの想いを感じるので。なのでこのままだと自分の大好きなカバキは遅かれ早かれ離れるんだろうなって気づいてると思います。だから走らないとって思ってるし、走ったら戻るってわかってると思います。戻りたくなかっただろうけど、僕トガシとして割り切ってる気がしますね。

カバキに「セックス」って言わせるのが好きなんですが(約束でもいわせてる)。
カバキは尻で抱いてるんだと思ってます。カバキはカバキでトガシにかなり執着を持っていると思うので、カバキはトガシが自分以外とセックス出来ないようになればいいと思っています。カバキはトガシ抱けるんですけど、抱かれるようになったトガシは他の男に抱かれるのをよしとするんじゃないかという恐怖をカバキは持っています。でも抱かれる側が自分なら他の女には負けないとカバキは思っているので、日々勉強してカバキはトガシが自分じゃなきゃダメなようにしてると思ってます。なのでうちはトガカバです。実はけっこう怖いカバキさんです。

こんなに長編なのにエロいシーンがなくてさみしいですね。わたしがあんまり自分で書くのが得意ではないなと思っていて、書いてもそんなにえろくないよなーとおもっているので(読むのは大好きなんですけど)、つい適当にはぶきがちです。その分たくさんのキスシーン書きました。楽しかったです。そういうシーンがあったことはたくさんちりばめたので、雰囲気感じ取れてたら嬉しいなぁと思います。ピロートークとか、その前後の導入を書く方が好きなんですよね。エロシーン書ける人は文章上手いっていいますけど、ほんとにそうだと思います。あ、でも生クリームプレイはそのうちどこかで(カバキくんもちょっと気にしてましたので)。あと記憶戻ってからの初めては脳内になんとなくあるので(久しぶりのカバキががんばっちゃったのでトガシがあぁなりました)、読みたいよ!って言われたら浮かれて書くかもしれません(かっこいいトガシはいません)。

小宮君が空気みたいな登場の仕方させてすみません。
でもたぶん小宮君がいないと記憶戻らないと思ったんですよね。一人で走っても思い出せないというか。トガシが煌めく一瞬は誰かと走ることで生まれるんじゃないかなと思っているので。本筋と書いてないですが、この小宮君はふつうにトガシと交流を持つと思いますし、それなりに記憶をなくしたトガシを心配してたのできてくれました。海棠さんとの会話は全部書いてて楽しかったです。

スマホの隠しフォルダなんですけど。
どうやってもカバキが出せなかったのは、アクセスに顔認証があったからです。フォルダにたどり着くのに顔認証、あけるのにパス、設定でした。
なのでトガシはアクセスできたわけです。本人だけがアクセスできる。
写真って、本当に感情が出るから面白いなと思っていて。好きな人が撮った写真と、どうでもいいと思ってる人が撮った写真って同一人物なのに全然違うので、写真見ると、あぁ、これは大切な人が撮ってくれたんだなってわかるじゃないですか(プロはまた違うと思いますが)。なので、トガシのスマホにはいってたカバキくんの写真はめちゃくちゃ可愛かったと思います。多分トガシじゃない人が見ても可愛いです。カバキは写真見せてもらえなかったですけど、見たら「俺、愛されてんな」って実感すると思います、たぶん。まぁ、蕩けるトガシの顔みたらわかると思いますけど。

クサシノ再契約の流れはトガシの経済自立がないとカバキがすんなり家出れないと思ったからです。カバキくんは偉いので、記憶もどったばかりのトガシを放置してお金に困ったらどうしようって心配してるので(偉すぎる21歳)、クサシノ契約がでてほっとして、これで逃げ出せると思ったわけです。年上の男の心配をするカバキ君。さすがしっかりしてる。
あと数週間で逃げられる、他人に戻れると思ったら気持ちがすっきりしたカバキ君でした。なので切り分けて対応できてたわけです。それがまさかトガシをもやつかせるとはね。

またあとがきが大変長くなりました。すみません。
基本、長編ってオフ本くらいでしか書かないので、WEBでこんなに長いの書いたことなくて前後調整と修正大変でちまちまアップする形を取らせていただきました(力量不足)。ドラマ風にしてみたので、区切りの雰囲気が楽しめてたらいいなぁと思っています(そういう感想も頂いてめちゃくちゃ嬉しかったです)。連載中に読んでくださった方、コメント、反応くださった方はめちゃくちゃ感謝です。FAまで貰えると思ってなかったので本当に驚きました(⑥にリンクあるので是非見てください!美しすぎる!)。こういうのめっちゃ二次創作やっててよかったなって思います。大変救われましたし励まされました。好きで書いてるとはいえ校正+Upするのは結構手間暇かかるので(私は誤字脱字が多くて、少なくとも10回以上見直し修正してます)、反応いただけると本当に嬉しいです。最後まで書いてUpできたのほんとに反応いただけたからなので感謝です。素晴らしい絵や文章をさくさくあげられる人はすごいなと思います。トガシとカバキだから出来たなって思うのです。めっちゃ狂わされてる。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます!もしよかったらWaveboxとかここのリアクションとか何かしら反応いただけると、浮かれた私が何かまた書くと思います。トガカバっていいですよね!まだしばらくひゃくえむ。の素晴らしい作品がたくさん溢れる海の隅っこで私はトガカバの貝殻を落とそうと思います。色んな意味でマイナーなのはものすごく認識しているので、読んでいただけるだけで感謝なのですが、何か良いと思って反応いただけたら嬉しい限りです。

次のページにラスト後の短いおまけ話載せましたので、良かったら読んでいただけると嬉しいです。(また一段大人の階段上るカバキくん)
あと、この『かりそめ。』の番外編として、⑩とエピローグの間のトガシがなかなか手を出してくれなくてカバキがもやもやする話と、カバキのほうが記憶喪失になっちゃう話(短めコメディ)を書いているので、それも近いうちにupするので読んでもらえたら嬉しいです。(あと生クリームもそのうち……

それでは。ここまでお付き合いいただきありがとうございました!