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万丈
2026-04-28 15:56:08
2716文字
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小説
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宛名の無い手紙
【AI生成】【二次創作】【天空戦記シュラト】
ミトラからインドラへの手紙の話。
ミトラのイメージソングと一緒にどうぞ。
次の話→
紫苑の記憶、雷帝の宿命
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イメージアルバム収録曲を作ってみた。
イメージソング→
💿
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第三通:永い微睡みの中で
そこは光も音もない完全な静寂の世界だった。
聖域の巨大な樹の胎内で、私は一万年という永い眠りについている。
だが肉体は眠っていても、意識はまどろみの中で確かに活動していた。
私はこの果てしない暗闇の中で、心の中で一通の手紙を書き続けている。
『インドラ。そちらの世界は平和だろうか。 お前は今、笑っているだろうか。』
私はあの別れの日の彼の顔を思い出す。
ヴィシュヌ様への絶対的な忠誠と、そして私への深い信頼を宿したあの灰色の瞳。
『ヴィシュヌ様は素晴らしいお方だ。
お前があの方を光として選び、そしてあの方がお前の闇を包み込んでくださったこと。
私は心から安堵している。
お前はもう独りではない。』
私は心の中でそう綴る。
だがその言葉の裏側にほんの僅かな苦い感情が混じるのを、私は否定できなかった。
『
……
だが、インドラ。許してほしい。
私は時折、とても利己的な夢を見るのだ。
お前がヴィシュヌ様ではなく、私を選んでくれたら、と。
あの湯殿で、あの寝室で、私とお前がただの男同士として互いの熱だけを求め合ったあの夜の続きを。』
暗闇の中で、私の意識は彼との記憶を何度も何度も反芻する。
その不器用な優しさ。
私の名だけを呼んだあの掠れた声。
その全てが、私をこの永い眠りに繋ぎ止める唯一の楔だった。
『お前が私に、「待っていてくれ」と言ったから
私はこの一万年を喜んで耐え忍ぼう。
お前のその言葉だけが、私の生きる意味だ。』
『だから、インドラ。どうかお前も
私のいない世界で、時折でいい、私のことを思い出してくれ。
お前がヴィシュヌ様と幸せに暮らすその日々の片隅で。
この愚かで、お前を愛してやまない友がいたことを。』
この手紙もまた、彼に届くことはない。
私はこの暗闇の中で彼への尽きぬ想いを、ただひたすらに綴り続ける。
一万年後のその日、彼が私を迎えに来てくれるその瞬間まで。
私の魂は永遠に、彼への手紙を書き続けているのだ。
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