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豆炭々炬燵
4183文字
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あかね噺
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【からあか】その鮮烈な色が目を焼き心を焦がす【から朱】
あかね噺 三明亭からし×阿良川朱音
3年間音信不通になっていたあかねに再会したら大概からしも彼女に対しての感情煮詰まっていたという話。双方恋愛感情はない。
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落語バカ
アイツ
が音信不通どころか消息不明になって味気ない日に現を抜かす
――
、そんな贅沢な暇あったら是非買い取ってくれや。
酒癖の悪い先輩様に散々付き合わされ、甘党爺の身の回りの世話や雑務に精を出し、ひたすら落語を極めるため研鑽を積むのに明け暮れる実に有意義で無味な日々。
五臓六腑の髄まで染み渡る会場にいる観客たちを呑み込んでも尚、貪欲に全力で愉しむ噺口調。頭ン中の一番広い場所に居座って退く気配の無い、あっけらかんとした勝気な顔の輪郭が日に日にぼやける癖、順調に二ツ目になろうが渇望してやまない完全勝利を未だ掴めていない事実に執着心ばかりが肥大化する。
「人を落語の世界に引き摺り込んでおいて勝ち逃げなんかさせるかよ」
本性を見抜けなかった相手の理解すら及ばねぇ落語出会わなければ、俺はとっくに舐めてた落語から早々に離れて熱烈ラブコールしてくる大手企業のいずれかに入社していた。兎角何かに没頭する事も無けりゃ苦労する事もない人生イージーゲーム適当に満喫して遊んで、はい終わり。
実に張り合い甲斐のない退屈な”もしも”話。あったかもしない未来なんざ罰ゲーム満載の悪夢に等しい。
だが、おありがたい事に現在進行形で何処で何やっているかも定かではない相手の影を追い続け、いつか来る勝負の日まで、否、強いアイツに完膚なきまで勝つため願掛けよろしく髪を伸ばしたって聞いたら引くか? まあ、引くだろうな俺自身ドン引きだわ。
毎度髪を洗う時やドライヤーで乾かす度「”オメェ”も大概腹に抱えてるヤツ重すぎて恐すぎだろ」と、自嘲的に笑ってら世話ねえ。
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